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催眠心理セラピスト


「催眠心理セラピスト」はクライエントが求める今とこれからの姿を実現するための具体的方法、対策を効果的にクライエントが身につけ、できるようになるための援助として、催眠療法を適切に提供できる専門家に対して発行される資格です。「催眠心理セラピスト」資格は、催眠療法のみに特化した技術認定であり、心理カウンセラーとしての心理カウンセリングの技術取得を認定しているものではありません。

「催眠心理セラピスト」資格は、5年間の有効期限、催眠心理セラピスト専用5年更新制度を設けています。なお「催眠心理セラピスト」資格を 取得後、本会が認定している「認定臨床心理カウンセラー」資格を取得すると、有効期限は認定臨床心理カウンセラー資格の有効期限に延長され、更新制度は認定臨床心理カウンセラー資格の5年更新制度に移行します。

催眠療法を提供する「催眠心理セラピスト」としては、JACCの認定資格取得者がもつ基本姿勢の他、次のF.G.H.I.の姿勢を持っていることが前提であり、以下に表記する目的別に26~29までの技術を修得していることが必要です。




F.
すべての人がかけがえのない存在であるという認識を根底に持ち、自分と他者とを大切にする生き方を実践、模索し続けている。

G.
人間の成長する能力、変化する能力への信頼を持ってクライエントに接し、クライエントが求める今とこれからの姿を実現すべく、相談業務に臨んでいる。 

H.
催眠療法は大変効果的であるがゆえに、その用い方を誤ることでクライエントに 大きな弊害をもたらす可能性があることを十分に認識し、その催眠療法を用いる目的、さらに催眠療法を用いることでのクライエントへのメリット、デメリット を十分に考慮し、誠実な姿勢を持って相談業務に臨んでいる。

Ⅰ.
催眠療法の知識、技術を提供することは、クライエントの無意識を利用して、クライエント自身が 求める今とこれからの姿を構築していくための援助方法のひとつであることを十分に認識し、相談業務に臨んでいる。




JACCが認定する催眠心理セラピストが習得している技術
主な目的 技術
クライエントの望む行動ができるようになるための援助。

・クライエントの自己実現、集中力・アイデア力・イメージ力の向上、
意識の変容、ストレスコーピング。

・クライエント自身での問題解決。
27.
催眠療法の知識と催眠誘導法(暗示文の作成、イメージの作り方、言葉の使い方、五感の使い方、解催眠)

28.
意識と無意識の仕組みの理解と無意識の活用方法

29.
自律訓練法の知識と誘導法


催眠心理セラピストの受験概要
受験条件
①②③の何れかに該当していること
 
①心理カウンセリングを学んだ(注)時間が50時間以上あり、尚且つ催眠療法を学んだ(注)時間数が50時間以上あること

②心理カウンセリング周辺領域の内容を学んだ(注)上で、心理職または相談業
務等の実務経験が3年以上もしくは、心理カウンセリングをおこなったカウンセリング時間が50時間以上であり、尚且つ催眠療法を学んだ(注)時間数が50時間以上あること

③医師、看護師、公認心理師、精神保健福祉士、介護福祉士などの国家資格を有する者で、催眠療法を学んだ(注)時間数が50時間あること

注:ここで言う「学ぶ」とは、独学は含まない。教育機関等で学んでいることが条件であり、証明書の提出が必要。
審査内容 実際に催眠療法を用いたカウンセリングケース(ワーク)を行っている映像を直接審査する実技審査
5年更新制度 催眠心理セラピスト資格は、5年間の有効期限のある認定資格です。
催眠心理セラピスト資格を取得後、認定臨床心理カウンセラー資格を取得すると、有効期限は認定臨床心理カウンセラーの認定期間と同じく延長します。ただし、更新内容は認定臨床心理カウンセラー資格の更新内容へ移行されます。
 
 

申込受験要項