2025年2月28日スタート
「ロバート・キヨサキとケン・ウィルバーに学ぶ お金と意識のトランスパーソナル発達心理学
〜真のファイナンシャル・ウェルビーイング達成のために〜 全10回」<Zoom>
主催:インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー(IPP)
●このような方へお薦め
お金の学びと心の成長に興味のある方
心の発達とお金との関係について学びたい方
フィナンシャル関係の業務に携わっている方
プロセスワークの日本の第一人者である富士見ユキオ先生と岸原千雅子先生が開催する専門家向けのセミナーのご紹介です。
心理臨床のスキルUpを考えている方にはお薦めのセミナーです。
今回の全10回にわたる連続講座は心とお金の健康的な関係について学びます。
参加を希望される方は、必ず詳細をご確認の上、直接主催者へご連絡ください。
_____
主催者からのメッセージ _____
1)新しい連続講座を開催します。
その目的は、
・お金の学びを心の成長につなげること、
・心の発達によって、お金との健康でサステナブルな関係を育むこと、
・心とお金との間に、調和、好循環、価値創造を生むことです。
あなたは、お金や、お金に関するマインド・セットに関心がありますか?
心の発達については、いかがですか?
私たちは、ファイナンシャル・セラピー(金融療法)を実践しています。また、発達心理学に基づいたセラピーを行っています。
その経験から、お金と発達心理学を統合した講座を、はじめて企画しました。
2)お金のことを考えるうえで、私たちが参考にしている1つに、『金持ち父さん、貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキによる「キャッシュフロー・クワドラント」があります。
キャッシュフローとは、「キャッシュ(現金)」がどれだけ入ってきて、どれだけ出ていったか、についての「フロー(流れ)」をいいます。
3)キヨサキは、キャッシュフローを、クワドラント(4つの象限)から、見なければならないといいます。
なぜなら、クワドラントの間には『不公平』があるからです。
あなたの「個人的」能力〜たとえば頭がいい、勉強ができる、仕事ができるなど〜よりも『象限の選択』の方が、「金持ち父さん」になるか、「貧乏父さん」になるか、に大きな影響を及ぼすといいます。
象限によって、キャッシュフローや手元に残る金額が、変わってくるのです。
4)キヨサキは、やみくもに、いい学校に行って、いい会社に行くという考えに、ストップをかけます。
なぜなら会社員や公務員は、お金持ちになるうえで、「最も不利でハードルの高い象限」への参画となるからです。
5)クワドラントの不公平さについて、学びませんか?
個人の能力以上に重要なキャッシュフロー・クワドラントを、理解しませんか?
6)キヨサキの指摘するクワドラント(4象限)の1つ目は、「従業員(Employee)」の象限です。
「貧乏父さん」を多く生む場所です。
キヨサキは「貧乏とは、お金(キャッシュ)の収入と支出(つまりフロー)のバランスが崩れた状態」と説明します。
高収入のビジネスマンも、キャッシュフローのバランスが崩れやすい。
クワドラント面で、不利なためです。
7)2つ目は、「自営業(Self-owned)」の象限です。
ここは、「従業員」と「社長」が、同じ人(両方とも自分自身)になるところです。
自分で開業している心理士、医師、弁護士、会計士、町中華経営の料理人、建設業の1人親方などが、この象限にいます。
S.フロイトやC.G.ユングが、属していたところです。
8)キヨサキは、クワドラント面で「S(自営業)」は「E(従業員)」よりも有利です。
しかし、この後述べる残りの2つの象限よりも、ずっと不利だと説明します。
9)「E 」や「S」の特徴は、本人が現場でプレーヤーとして、汗して働く点にあります。
この2つは「労働者」の象限で、金持ちになるのが困難なところです。
10)『21世紀の資本』の著者トマ・ピケティによると、資本主義においては、額に汗して働く富よりも、働かずに得られる資産運用(不労所得)の富の方が、増えるのが早くて大きい。
資本〜たとえば株式や不動産〜を持っている金持ち(「資本家」)は、もっと金持ちになり、労働でしか富を得られない人は(一部上場企業の社員や国家公務員であっても)、相対的に、なかなか金持ちになれません。
11)3つ目は「ビジネスオーナー(Business-owner )」4つめは「投資家(Investor)」です。
この2つは、金持ち父さんの象限です。
キャッシュフローの面で、大変有利です。
12)「B(ビジネスオーナー)」は、ビジネスのシステム(会社)を所有していて、従業員や自営業者のように、自分がプレイヤーとなって、現場で汗をかいて働く必要はありません。
(注:ただし、現場で汗をかくのとは別の「マインド・セット」、つまり別タイプの「仕事」が必要であることは、言うまでもありません。
従業員のマインド・セットのままで、このB象限の仕事はできません。
どういうことでしょうか。
心の発達・成長との関連で、講座では丁寧に解説します)
また、「B(ビジネスオーナー)」は、社長を雇うことも可能です。
それに対し「S(自営業者)」は、自分以外が社長になることはありません。
13)さて4つ目の「I(投資家)」は、ビジネスオーナーのシステム、およびその会社の株式に、お金を投資する人です。
将来有望な起業家(アントレプレナー)に、投資することもあります。
「I」」は「B」よりさらに、汗をかく現場労働はしなくてよい象限です。
しかしこれもまた別の、お金に関するマインド・セットが必要なことは、もちろんです。
マ・ピケティやカール・マルクスは、資本主義ではIやBが富裕層になると考えました。
14)ここまでを、整理します。
(a)Eは、従業員の象限です。
(b)Sは、従業員であり、社長である象限です。
(c)Bは、従業員と社長の「雇い主」または、ビジネスシステムの所有者の象限です。
(d)I は、ビジネスシステムや企業の株式への投資家の象限です。
その根幹には、キャッシュフローの違い、そしてそれに付随するマインド・セットの違いがあります。
詳細は、ご一緒に学びましょう。
15)ここまでを、K.ウィルバーの「ホロン(holon)」から考えてみましょう。
ホロンとは、「低次元を含んで超えた高次元の状態」をいいます。
また、低次元は高次元の「部分」であり、高次元は低次元の「全体」であることを表します。
「全体」は「部分」より、優位/有利になります。
部分は全体を見ることができませんが、全体は部分を見ることができるからです。
16)ホロンからすると、
自営業(全体)は、従業員(部分)を含んで超えています。
ビジネスオーナー(全体)は、自営業(部分)を含んで超えています。
投資家(全体)は、ビジネスオーナー(部分)を、含んで超えています。
E象限からI象限に向けて、「次元」がより高く大きくなっています。
次元が上がるにつれ、それまで全体であったものが、部分に代わり、超えられていきます。
17)心の成長理解にも、クワドラントと同様、「ホロン」の観点が有益です。
心は、「他人-世間軸」次元、「自分-社会軸」次元、「自分-世界軸」次元、「自分-宇宙軸」次元へと、順に発達し、高み(深さ)と大きさを増します。
自分-「社会」軸次元は、他人-「世間」軸次元を、
自分-「世界」軸次元は、自分-「社会」軸次元を、
自分-「宇宙」軸次元は、自分-「世界」軸次元を、
含んで超えています。
(注:「心の軸」については、講座でお伝えします)
18)「クワドラントの次元」と「心の発達の次元」を、比較しながら考えます。
E(従業員)象限は、心の発達が、他人-世間軸の次元で機能する象限です。
Eの次元と、他人-世間軸の次元とが、フィットするからです。
一方、S、B、Iの次元は、心が、自分-社会軸、自分-世界軸、あるいは自分-宇宙軸の次元にまで、成長していることを要求します。
19)お金(クワドラント)についての学びと、心の成長とを、並行して進めることが、大切です。
この講座では、キヨサキの
「キャッシュフロー・クワドラント」と、ウィルバーの「ホロン」および「発達心理学」を、統合します。
この統合的試みは、私たちのオリジナルです。
今回はじめてご紹介します。
20)キヨサキのキャッシュフロー・クワドラントには、ホロンや発達の観点がないため、理解しにくいところがありました。
そこに、ウィルバーの考えを取り入れると、より整合性の取れたものになります。
たとえばクワドラントの次元が高くなると、心には、クワドラントの高い次元に見合った、成長が課されます。
真に成長を遂げた心は、質の高い倫理や道徳、また価値創造に、関心を抱きます。
21)あなたは、お金の学びを心の成長につなぐこと、心の発達によって、お金との、健康でサステナブルな関係を育むこと、心とお金の間に調和、好循環、価値創造へとつなげることに関心がありますか?
この講座であなたは、よりホリスティックな視座を持つことができます。
それは、あなたのお金と心の関係に、納得や喜び、健康な満足感や豊かさもたらすでしょう。
ファイナンシャル・ウエルビーイングが達成されます。
また、あなたの職業選択、ライフスタイルにも、好影響を及ぼすでしょう。
22)最後にもう1つ、ファミリービジネス(FB)について、述べます。
FBは、4象限の「どれか(部分)」ではなく、「全部」に関わっています。
ですので、今回の講座で紹介するホロンの観点は。必須で、大変有益です。
23)今回、「ロバート・キヨサキとケン・ウィルバーに学ぶお金と意識のトランスパーソナル発達心理学〜真のファイナンシャル・ウェルビーイング達成のために〜」にご関心のあるセラピスト、コーチ、ボディワーカー、コンサルタント、医療関係者、金融関係者、ファイナンシャル・プランナー、ファミリービジネス関係者、またこれら専門家を目指す方、一般の方、初めての方の連続講座へのご参加を心からお待ちしています。
※当日セミナーにご参加できない方は、USBと資料の形で、セミナー内容をご購入いただけます。
※SNSなどを通じて、お知り合いの方に、このセミナーをご紹介いただけると幸いです。
【開催日】
2025年2月28日(金)スタート
毎月第4金曜日 19:00~20:50 全10回
開催方法:zoomオンライン会議での開催になります
※参加お申し込みの方に詳細をお伝えします。
【講 師】
富士見ユキオ
開業カウンセラーとして、35年目。
夫婦カウンセラー、ファミリーセラピスト
臨床心理士
ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者
交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定
相続アドバイザー協議会認定会員
ニュー ヨーク州立大学卒業(人類学部)
米国トランスパーソナル心理学研究所に、
日本人として初めて留学する。MA(修士)
認定プロセスワーカー(日本にプロセスワークを紹介、導入する)
岸原千雅子
臨床心理士、公認心理師
「アルケミア」こころとからだの相談室代表
ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者
交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定
相続アドバイザー協議会認定会員
英国IFA認定アロマセラピスト
お茶の水女子大学卒業(文教育学部)
認定プロセスワーク2ndトレーニング教師
日本ホリスティック医学協会顧問
日本トランスパーソナル学会理事
【参加費】
初めてご参加の方 120,000円+消費税(10%)
2回目の方 115,000円(5,000円の割引)+消費税
3回目の方 110,000円(10,000円の割引)+消費税
4回目の方 105,000円(15,000円の割引)+消費税
5回目以上の方 97,000円(23,000円の割引)+消費税
※当日ご参加できない方向けに、セミナー終了後でも、USB&資料の郵送にて、あるいはデータのダウンロードにて、セミナー内容を販売しています。
※USB(音声データ)&資料購入の場合は、郵送費込で1,800円プラス、ダウンロード(音声&資料データ)の場合は手数料(500円)のみのプラスで、ご提供いたします。
【お申し込み・問い合わせ先】
インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー
インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー
IPP(Institute of Professional Psychotherapy)
IPP事務局(Administration Office)
Mail: info@ipp.tokyo
Fax: 03-5570-2860
Mail: info@ipp.tokyo
Fax: 03-5570-2860
********************************************************
《今後のセミナー日程ご案内》
2月23日(日)
3月30日(日)
4月27日(日)
5月25日(日)
6月29日(日)
7月27日(日)
.
Posted at 14:06