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JACCより心理カウンセラーへ有益な情報をお知らせしています。
掲載されている情報については、直接、主催者へお問い合わせください。

2014年5月23日開始「 臨床神秘主義的心理セラピー入門 ~「内面作り/内面指向」の実践~」  [2014年04月15日]
■2014年5月23日(金)開始! 新・連続講座
臨床神秘主義的心理セラピー入門 ~「内面作り/内面指向」の実践~
主催:プロセスワーク研究会

●このような方へお薦め!
 成熟した心理セラピーにご関心のある方
 神秘主義の現代での活かし方を模索している方
 トランスパーソナル心理学を『臨床』的に実践したい方
 『プレミアムで極上の、オンリーワンの心理療法』を探求しているみなさま(一般の方、初心者の方参加可)


プロセスワークの日本の第一人者である富士見ユキオ先生の専門家向けのセミナーのご紹介です。

参加を希望される方は、以下の内容をご確認の上、直接主催者へご連絡ください。

_____
        講師:富士見ユキオ先生からのメッセージ _____
 

(1)「臨床神秘主義的心理セラピー入門」講座のお知らせです。
神秘主義的心理セラピーは、「内面/内界/内的世界」指向です。
「外的な日常的世界(CR)」と、「内界」とを、区別し、「内面」に、目を向けます。

(2)それは、「神秘主義」と銘打(めいう)っていますが、「内界」指向であるのは、「外的現実」とは異なる『心(内)的現実』、ということを心理セラピストとして初めて言ったフ ロイトの伝統的精神分析、「対象関係=内的な関係性/内的関係イメージ」を扱う対象関係論のような新しい精神分析、ユング心理学の古典派や元型派など、「深層心理学」においては、王道です。

(3)そこが、主に外面を扱う、認知行動療法や対人関係療法やコーチングやファシリテーションとの、大きな違いです。
それらは、CRまたは、外的/日常的現実での、具体的な行動/行為を見て、クライアントを応援していきます。

(4)上の(2)と(3)の2種類は、両方とも大事です。
また、「内面」「内界」に目を向けるコーチングやファシリテーションも当然、必要とされることでしょう。

(5)内面指向であるには、それ相 応の職人技が不可欠です。
それには、時間をかけたトレーニングが欠かせません。
“Art(アート)”は、「芸術」と訳されることもあれば、何と、それとは正反対の、「技術」と訳されることもあります。

「内面指向」の、「神秘主義的心理療法」を行うには、“Artisan(Art+isan、職人/職工/技工的)”な『技術』と、“Artist(Art+ist、芸術家)”としての『芸術性』の、両方が、不可欠です。

(6)プロセスワークでは、
「第1のトレーニング」によって身につく「ハードスキル(技術)」と、
「第2のトレーニング」により磨かれる「ソフトスキル(芸術性)と、2段階のトレーニングを行いますが、
それらは、「技術(スキル/テクニック)」と、「芸 術性」を身に着けるのに、とても有益です。

(7)「内面」に向けた「神秘主義的心理療法」には、『アート=技と芸=技芸』としてのものでなければ、なりません。

(8)内面指向であるには~この点が最も重要で、この講座で繰り返し試みていくのは~『内的空間』を、いかに作(れ)るかです。
これができると、「良質なプロセスワーク」が可能になりますし、「神秘主義的心理セラピー」を、実践できます。

(9)そこでのキーポイントは、『切断力』です。
『内』を『外』から切り分ける『切断力』がなければ、『内的空間』は、絶対にできません。

(10)ジェームズ・ヒルマンは、「ソウル・メイキング(soul making)、魂作り」を、ユング心理学元型派の中心に据えました。
一方、この講座で行うのは、
「インナー・スペース・メイキング(inner space making)」、
「インナー・ワールド・メイキング(inner world making)」、
つまり『内的空間/内的世界作り』です。

それなくしては、「魂作り」は、あり得ませんし、場合によっては、トランスパーソナル心理療法の言う「スピリチュアル・エマージェンシー(精神&霊的危機状態)」を、患いかねません。

(11)「内的空間」がない/「内的世界」を持っていないと、ユング心理学、元型的心理学、伝統的精神分析、対象関係論、そして、何よりも、「神秘主義的心理セラピー」が、 (まったく)わかりません。

よく、ユング心理学や精神分析がわからない、という人がいますが、その理由の一つは、こころの中に「内的空間」がない/を持っていない/持てていないからです。

こころが、平板 (フラット)で、「ベタ」だからです。
理由は、こころがまだ未成熟/未発達だからです。
こころを成長、成熟させましょう。
 「インナー(内的)ワーク」や「夢分析」が、とても楽しく豊かになります。

(12)「内的な世界」~それは立体/3次元的、いや4次元的な内面の世界~を持てるようになるには、
 (繰り返しますが)「こころの発達/成長/成熟」が必要です。
ユング派の人は、「発達心理学」が嫌いですが、こころが「内界」を持てるまでに成長していないと、「象徴」や「メタファー」がわからず、ヒルマンがよく批判する「文字通り主義/字句主義/ベタ主義(literalism)」がはびこることになります。
が、それを解消するに は、発達心理学が欠かせません。
トランスパーソナル心理学は、基本的に、発達/成長心理学ですので、「内面作り」の基本となる心理学の一つです。

(13)「内面」を指向する神秘主義的心理セラピーは、「内的空間」を、前提としますが、そのためには『切断力』が不可欠です。

河合隼雄さんは、「魂にメスはいらない」と言いましたが、「内的な神秘主義的セラピー」を実践するには、『メス』は、絶対に必要です。
(注、「メス」と言っても、外科医が持つ「物理的メス」ではありません。『心(内)的なメス』です)

(14)「次元」ごとにメスを入れることを、プロセスワークでは、『フレーミング(framing)、フレーム作り』の端緒としてい ます。
が、魂に『メスを入れる/切断』するにはどうしたらいいでしょう/するとは何を意味するのでしょう?

(15)この講座では、魂に対する『メスの使い方/切断の仕方』を繰り返し学びます。
「神秘主義的心理療法」/成熟した/大人のサイコセラピーには、そのトレーニングは、不可欠です。

(16)『切断』と『フレーミング/枠作り』ができると、『安心、安全で安定した自由な内的空間』を作れるようになります。

(17)「内的空間」は、『実体的』でなければなりません。
そうした実体的内面空間を、禅仏教は「魔境」と言い嫌います。
一方、密教やスーフィズムなどは、それを有効活用します。

(18)「 内的空間」を提供できると、心理療法が、とても「微細/精妙/細やか」であるにもかかわらず「力強くしなやか」で、また「確かで/堅実感や臨在感」のある豊かでより充足的なものになります。

心理セラピーが、、極上の内的味わいを持ったプレミアムなものとなります。

そうした、「神秘主義的心理セラピー」を指向した連続講座を提供させていただきます。

(19)テキストとしては、J,ヒルマン、プラトン=ソクラテス、K,ウイルバー、井筒俊彦、高橋巌、老荘といった神秘主義になくてはならない最良のものを用います。

(20)最後に、「神秘主義的心理セラピー」が、『臨床的』となるには、何が必要か、その工夫と実践についても 、学びます。

*深みと充実感のある、大人の/成熟した心理セラピーにご関心のある方、神秘主義の現代での活かし方を模索している方、トランスパーソナル心理学を『臨床』的に実践したい方、『プレミアムで極上の、オンリーワンの心理療法』を探求しているみなさま(一般の方、初心者の方、専門家の方)のご参加をお待ちしています。



【開催日時】2014年5月23日(金)より開始

       毎月第4金曜日、全10回開催
       毎回、19:00~20:50
【会場】東京都内赤坂、富士見心理面接室
   (会場が小さいため、定員いっぱいになる可能性があります。
    ご関心がある方は、お早めにお申し込みください。)
【参加費】
連続講座のご参加が
     初めての方、98,000円+消費税(8%)
     2回目の方、95,000円+消費税
     3回目の方、92,000円+消費税 
     5回目以上の方、89,000円+消費税

【講 師】
◎富士見ユキオ

 認定プロセスワーカー、
 ホリスティック&トランスパーソナル心理セラピスト、
 開業心理療法家、臨床心理士

◎岸原千雅子
 アーニー・ミンデル&エイミー・ミンデル認定のセカンド・トレーニング教師
 ホリスティック&トランスパーソナル心理セラピスト
 臨床心理士、IFA認定アロマセラピスト

【会 場】東京都内赤坂、富士見心理面接室
      ※会場が小さいため、定員いっぱいになる可能性があります。
      ※ご関心がある方は、お早めにお申し込みください。


【連絡先】プロセスワーク研究会
     email:qwl03722@nifty.com
     fax:03-5570-2860
Posted at 17:53