2019年10月10日スタート!新連続講座 全10回
「ファイナンシャル・セラピー/カウンセリング入門」<東京>
主催:インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー(IPP)
●このような方へお薦め
お金や金融に関心のあるセラピストやコーチの方
クライエントのマネー障害についてのサポートを考えているカウンセラーの方
金融に関する人の心理に関心のあるファイナンシャル・プランナーや
金融関係者、税理士、弁護士、医療関係者、コンサルタント、ファミリービジネス関係者の方
プロセスワークの日本の第一人者である富士見ユキオ先生と岸原千雅子先生が開催する専門家向けのセミナーのご紹介です。
心理臨床のスキルUpを考えている方にはお薦めのセミナーです。
参加を希望される方は、直接主催者へご連絡ください。
※申込先が変わりましたので、お参加を希望される方は必ず詳細をご確認ください。
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主催者からのメッセージ _____
主催者からのメッセージ _____
10月10日(木)スタート 毎月第2木曜日19:00~20:50 全10回開催
1)あなたは「ファイナンシャル・セラピー/カウンセリング」という言葉を聞いたことがありますか?
"Financial Therapy/Counselling(金融療法/カウンセリング)"は、心理学の新しい分野です。
日本では、ほとんど知られていませんが、アメリカでは学会が設立され、目覚ましく進展している新領域です。
認知行動療法、解決志向セラピー、システム・アプローチ、ナラティブ・セラピー、精神分析、自己心理学、人間性心理学、フェミニスト・セラピー、アクセプタンス&コミットメント・セラピー・・・・・・といった、そうそうたる心理学の各派が協働し、育成している分野です。
今回、ファイナンシャル・セラピー/カウンセリングについて、基本から最先端までを、お伝えします。
日本で、心理の専門家によって紹介される初めての機会です。
2)日本の心理療法の場面で、 タブーとされてきた代表的なテーマが2つあります。
あなたは何だと思いますか?
1つは、セックス(性)。
もう1つは、金融(finance、ファイナンス)です。
今でも我が国では、心理セラピーの場であっても、セックスについての語りは制約される傾向にあります。
しかし、それ以上にタブー視されてきたテーマが、金融/お金です。
金融あるいはお金について、相談できる心理専門のセンター、カウンセリング・ルーム、心理セラピストは、現代の日本では、ほぼ皆無です。
金融やお金に関する悩みや苦しみ、問題は、心理療法の場面では話してはいけない、相談する場ではない、あるいはお金についてのテーマにしっかりと耳を傾けてくれるカウン セラーはいない、かのようです。
3)日本だけではありません。
アメリや欧州でも、つい最近まで、似たような事情が続いていました。
そのため、金融やお金に関する、心理臨床の専門家による論文や書籍は、とても少ない状況にありました。
が、近年では、上に挙げた心理療法の各学派が、こぞってファイナンシャル・セラピー/カウンセラーに興味を示し、コミットし始めています!
4)お金について困っている人は、後を絶ちません。
たとえば、老後資金、借金返済、買い物依存、年齢のいった子どもの引きこもり、50・80問題、ギャンブル依存、ゲーム依存、収入以上に歳出の多い家計、子どもの教育費、溜め込み障害、相続、ファミリービジネ ス(同族企業)における事業承継、お金を通じて子どもを操る親と子の共依存関係、などなど。
この講座は、巷にある「お金儲けのため」や「金持ちになる」といったためのものではありません。
お金に関する心および行動上の症状、「マネー障害(money disorder)」からの癒しや回復を目指すものです。
また、ファイナンス(金融/お金)に関する、健康なマインドセットを獲得したり、計画的、主体的、能動的に関われるようになったり、お金に対する奴隷マインドから解放されたり、といったことを支援するためのものです。
5)ファイナンシャル・セラピーは、(a)ファイナンシャル・プランニングと(b)サイコセラピー/カウンセリングとの連携、協働、統合から生まれました。
心理療法とファイナンスは、従来、まったく関係のない分野とされてきました。
この両方を掛け合わせ総合したファイナンシャル・セラピー/カウンセリングは、異業種連携の新領域として、今後、ニーズが飛躍的に高まることで しょう!
6)ファイナンシャル・セラピー/カウンセリングは、(a)と(b)の2分野に通じる専門家によって、成り立っています。
1つは、サイコセラピー/カウンセリングの専門家で、ファイナンスに関する教育やリテラシー(literacy、読み書き能力)を積極的に身に着けたい人、
2つは、ファイナンシャル・プランニングの専門家で、心理療法やカウンセリングに興味関心のある人、
3つは、ファイナンスとセラピーの両分野で専門性を有している人、です。
アメリカでは、ファイナンシャル・プランナー協会が、自分たちのサポートの限界から、心理臨床家と手を組み、実践力と倫理性のあるファイナンシャル・カウンセラーやセラピストの要請を始めていま す。
7)あなたは、ファイナンシャル・セラピーについて学び、お金のことを含めたより多角的なサポートをクライエントに提供したいと思いませんか?
お金に関する悩みを、ファイナンスの問題と、そこに潜んでいる心理的問題とに切り分け、ファイナンシャル・プランナーや税理士や弁護士と連携し、心理士やカウンセラーやコーチの立場から、クライエントをホリスティックに応援することを、考えたことがありますか?
8)日々の暮らしの中で、最も強いストレス要因は何でしょうか?
仕事?
健康?
関係性?
いいえ、2012年に発表されたアメリカ心理学会のリサーチによると、「お金」です。
日本でも、お金は最もストレスや不安、 緊張、恐怖の強い要因の1つです。
にもかかわらず、お金にかかわるテーマが、心理セラピーやカウンセリングの場で、ほとんど語られず、話題にされてきませんでした。
どうしてでしょうか?
9)理由の1つは、心理セラピストやカウンセラー自身が、お金について、強い抵抗やコンプレックス、タブー意識を暗に明に抱いてきたからです。
金融に関して教育を受けておらず、お金の話題を(巧妙に)スルーしてきたためです。
心理療法やカウンセリングの場で、お金の悩みを話題にする習慣がなかったからです。
金銭の問題が、副次的・派生的に語られることはあっても、まっすぐに取り扱われることはほとんどありませんでした。
10)さて、「 マネー障害」とは、何でしょうか?
この分野の第1人者、B.クロンツは、次のように定義しました。
「人の生活の主要な分野において、多大なストレス、不安、情緒的苦悩あるいは傷つきをもたらす(長期間にわたって)維持され、しばしば凝り固まっている予測可能な金銭に関する自己破壊的な行動」
予想可能であるにもかかわらず、止めることができない。
習慣化され、心にマイナスの根を張り、固定化されてしまっている。
金銭に関するこうした自己否定的、自傷的行為を生み出す心理的症状。
それが、マネー障害です。
代表的なマネー障害には、以下のようなものがあります。
・お金依存(financial dependence)
・お金のもつれ状態 (financial enmeshment)
・お金に関する背信・不貞(financial infidelity)
・お金の権利付与(financial enabling)
・お金否認(financial denial)
・溜め込み障害(hoarding disorder)
・ギャンブル障害(gambling disorder)
・強迫的買い物障害(compulsive buying disorder)
・お金麻痺・無感覚(financial numbness)
11)いくつかを、簡略に説明します。
・「お金に関する権利付与」とは、人にお金を無心されたときに、「ノー」をいう能力がないマネー障害を指します。
お金を無心する側にも、無心されてお金を渡してしまう側にも、多大な負の影響を長期間にわたって及ぼします。
・「お金依存」とは、不労所得を得るために、他人の金銭や稼ぎを当てにして依存するマネー障害です。
これは、不労所得に連関する怒り、恨み、孤立することへの不安や恐怖を生み出します。
・「お金のもつれ状態」とは、親がお金を通じて、子どもが自分(親)の期待や野心やニーズを満たすように、巧妙に操作するマネー障害です。
また、子どもが獲得した功績を、「自 分がお 金を出したのだから返して」とばかりに、暗に明に搾取するのも、お金のもつれ状態の特徴です。
・その他のマネー障害については、連続講座を楽しみにしてください。基本から丁寧にお伝えします。
12)マネー障害は、お金のあるなし、あるいは貧困か裕福かに関係なく患います。
マネー障害は、実際のお金によって解決されることは基本ありません。
裕福になったり、たくさん稼ぐこと、お金を貯めることによってでは、この障害が真に癒えること、回復することはない、と考えられています。
従来のファイナンシャル・プランニングでは、実際のお金について、合理的計画を立てることで問題を解決に導こうとしてきました。
しかし、そこには 限界がありました。
ファイナンシャル・セラピー/カウンセリングは、お金に関する不健康で危うい認知、未消化の情緒、家族の信念、解離といった点と真摯に向き合う必要があると考えます。
お金についての主体(性)作り、マインドセットの見直しといったことも、不可避のテーマです。
13)今回、各マネー障害を見立てるための「基準」、「心理的」症状、「物理・金銭的」症状、(現在想定されている)「原因」、「有病率」、「具体的介入」についてもご紹介します。
14)特に、認知行動療法、解決志向セラピー、システム・アプローチ、ナラティブ・セラピー、精神分析、自己心理学、人間性心理学、ユング心理学、フェミニスト・セラピー、アクセプタンス&コミットメント・セラピーの中から、選りそぐった上質なケースを通じて、ファイナンシャル・セラピー/カウンセリングの実際を学びます。
15)この連続講座は、お金や金融に関心のあるセラピストやコーチ、クライエントのマネー障害についてのサポートを考えているカウンセラー、金融に関する人の心理に関心のあるファイナンシャル・プランナー、金融関係者、税理士、弁護士、医療関係者、コンサルタント、ファミリービジネス関係者に向けたものです。
そして何よりも、この分野に興味をお持ちの一般の方、初心者の人、お金のことで悩み、問題、テーマを抱え苦悩しているご本人やそのご家族の方のご参加をお待ちしています。
私たちは、フ ァイナンシャル・セラピー/カウンセリングについて、数年間温め、準備を重ねてきました。
今回、連続講座で、人が生きていくうえで最重要テーマの1つであるファイナンス(金融・お金)について、あなたとご一緒の学べる機会を心から楽しみにしています。
※遠方で講座当日にご参加いただけない方も、USB(音声データ)と資料の形で学んでいただけます。
ぜひご活用ください。
【開催日時】2019年10月10日スタート
毎月第2木曜日19:00~20:50 全10回開催(1月~10月)開場:18:55
【会 場】東京都港区赤坂(詳細はお申込みいただいた方にお知らせします)
(小さな会場ですので、ご希望の方はお早めにお申し込みください。)
※先着順です。
【講 師】
富士見ユキオ
開業カウンセラーとして、30年目。
夫婦カウンセラー、ファミリーセラピスト、
臨床心理士
ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、
交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定、
相続アドバイザー協議会認定会員、
ニューヨーク州立大学卒業(人類学部)、
米国トランスパーソナル心理学研究所に、日本人として初めて留学する。
MA(修士)。
認定プロセスワーカー(日本にプロセスワークを紹介、導入する)。
岸原千雅子
ミンデル夫妻認定プロセスワーク セカンド・トレーニング教師、
臨床心理士、
ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、
交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定、
相続アドバイザー協議会認定会員、
英国IFA認定アロマセラピスト、
お茶の水女子大学卒業(文教育学部)。
修士、
日本ホリスティック医学協会理事、
日本トランスパーソナル学会理事。
連続講座のご参加が
初めての方、120,000円+消費税(8%)
2回目の方 115,000円(5,000円の割引)+消費税
3回目の方 110,000円(10,000円の割引)+消費税
4回目の方 105,000円(15,000円の割引)+消費税
5回目以上の方、95,000円(25,000円の割引)+消費税
【お申し込み・問い合わせ先】
インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー(IPP)事務局
インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー(IPP)事務局
Mail: info@ipp.tokyo(メールアドレスが変わりました)
Fax: 03-5570-2860
Fax: 03-5570-2860
下記フォームからお申し込みいただけます。
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《今後のセミナーご案内》
2019年
10月27日(日)
11月24日(日)
12月28日(土)29日(日)年末集中セミナー
2020年
1月26日(日)
2月24日(月・祝)
3月29日(日)
《開催中の連続講座・ご案内》
☆「愛とスピリチュアリティ」
1月25日(金)スタート・開催中
毎月第4金曜日19:00~20:50
全10回(2019年 10月まで)
※いずれも、USBと資料の形でご購入いただけます。
(詳細は、お問い合わせください)
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Posted at 11:02