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JACCより心理カウンセラーへ有益な情報をお知らせしています。
掲載されている情報については、直接、主催者へお問い合わせください。

2016.11.23開催「強迫神経症を生きる~内なる強迫との取り組み~」<東京>  [2016年11月02日]
2016年11月23日(水・祝日)開催
第一「強迫神経症を生きる~内なる強迫との取り組み~」<東京>
主催:インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー(IPP)
 
●このような方へお薦め
 強迫神経症、神経症水準について学びたい方
 心理カウンセラー、セラピストの方
 
  
プロセスワークの日本の第一人者である富士見ユキオ先生と岸原千雅子先生が開催する専門家向けのセミナーのご紹介です。
境界性パーソナリティ障害について学びたい方にはお薦めのセミナーです。
 
参加を希望される方は、直接主催者へご連絡ください。
 
_____
        主催者からのメッセージ _____
 
1)「強迫神経症(強迫性障害)」の理解を通じて、「神経症水準」について学ぶセミナーです。

このセミナーを、神経症水準に関してよく知り、心理カウンセリングを行う上で、プロが絶対によく知っておくべき3つの病態水準(精神病水準、パーソナリティ障害水準、神経症水準)を学ぶ機会としてご活用ください。

また、誰もが多少なりとも持っている「内なる強迫性」に着目して、あなたのQOL(生活の質)を向上させるためのものとして役立てていただきたいと考えています。

2)あなたは、手や体が汚れているのではないかと気になり、何度も何度も何度も洗わないと気がすまない、という症状を聞いたことがりますか?

それは、典型的な強迫神経症の1つで、「不潔恐怖」「洗浄強迫」「潔癖症」などと言われます。

手や体が汚れている、穢(けが)れているという思いや感覚をもつため、皮膚が赤切れしたり、湿疹が出るほど洗浄しないと気がすみません。

にもかかわらず、不潔だと思うものに触れることが、心の強い苦痛であるため、体に触れたり、部屋を掃除することができず、結果的に不潔な状態に陥ることも少なくありません。

3)家の鍵を閉めたか、ガスの元栓を閉めたか、といったことが気になって、何度も何度も戻ってきては確かめる行為は、「確認行為」「確認脅迫」と呼ばれます。

今書いたことは、強迫神経症の一部で、その他たくさんの種類の強迫神経症があります。

4)が、それらには基本的骨子、核、パターンがあります。

強迫神経症の基本的骨子、核心、パターン理解と、それのカウンセリングにおける活用法について学びます。

5)さて、強迫神経症は、
 
(A)抑えようとしても抑え切れない自分の意思と無関係に繰り返し浮かんでくる不安または不快な考え<強迫観念>と、

(B)そのような考えを打ち消そうとして繰り返す無意味で非合理的な行為<強迫行為>の2つから成っています。

その2つが合わさったものを、「強迫症状」と言います。

(注:強迫観念だけでは、強迫神経症ではありません。強迫行為が、慢性化、儀式化する必要があります)

強迫神経症は、強迫症状を主症状とする神経症の一つです。

5)たとえば、ある繰り返し浮上する考え(強迫観念)や(強迫)行為は、ばかげている、不合理的だ、無意味と、自分でもわかっているのです~つまり「病識」があるのです~が、やめようとすると不安や心配、心細さ、怖さが湧き上がってきて、やめられない。

それが、慢性化、儀式化したのが、強迫神経症です。

4)強迫観念(考え)は普通の人、健康な人にも見られますが、普通の人はそれをそれほど気にせません。
強迫観念を打ち消すための強迫行為を必要としません。

一方、強迫神経症の人は、強迫観念を打ち消すために強迫行為や儀式を必要とします。

強迫行為、強迫症状は、「守り・防衛」になっているからです。

何に対してでしょうか?

なぜ、防衛としての強迫行為をしなければならないのでしょうか?

それについても、一から学んでいきましょう。

6)今回のセミナーの目的は、以下の通りです。

・強迫神経症を通じて、「神経症水準」について学ぶこと。

・同じ神経症水準でも、強迫神経症と対極にある「不安神経症」について取り上げ、その両者を比較検討することで、神経症水準について、より深くホリスティックに知ること。

・精神科医中井久夫氏らの考えを参考に、強迫神経症とそれよりもずっと重い病態水準である「精神病水準」との連関について学ぶこと。

・にもかかわらず、強迫神経症には、精神病水準との決定的違いがある点を知ること。

・強迫神経症の中核にある完全主義やコントロール癖と、自己愛性パーソナリティ水準にある完全主義やコントロール癖との相違について理解すること。

・強迫症状・強迫行為と、心がまだ十分成長、発達をとげていないことについて考えること。

・コンテイニングや自己対象、つまり母親機能の脆弱さと、強迫行為についての考えること。

・マーガレット・マーラーの分離ー個体化と、個体化の「間」から強迫神経症を見直すこと。

・強迫神経症を、マイケル・ウォッシュバーンの言う「原抑圧」が完了していない~父親機能が身についていない~というところから考えること。

・強迫神経症と暴力、虐待について知ること。

・強迫神経症とうつおよび躁うつ(双極性障害)の関係について考えること。

・強迫神経症が、家族や仕事にもたらすマイナスの影響について理解すること。

・強迫神経症をわずらっている人だけでなく、その家族のサポートについて学ぶこと。

・「内なる強迫性」を、錬金術的に陶冶(とうや)すること。

・プロとして、強迫神経症ならびに神経水準に関してよく知り、心理カウンセリング、コーチング、ファシリテーションの場で、神経症水準のプロセスを、見抜けるようになること。

*このセミナーは、強迫神経症(強迫性障害)」の理解を通じて、「神経症水準」について学ぶセミナーです。

プロの方、プロを目指す方だけでなく、一般の方、初心者の方のご参加、第歓迎です。
あなたとご一緒に学べる機会を楽しみにしています。
 
※当日セミナーにご参加できない方も、USBと資料という形で、セミナー内容をご購入いただけます。
 

 
【開催日時】 2016年11月23日(水・祝日)10:00~17:00(開場9:50)
         ※日程が変更になりましたので 、ご注意ください。
 
【会   場】 都内御茶ノ水(詳細はお申込みいただいた方にお知らせします)

【参加費】 20,000円+消費税(8%)
        ※USB+資料の形で、遠方の方にも、セミナー内容を販売しています。
 
【講   師】 
 富士見ユキオ
    臨床心理士
    認定プロセスワーカー(日本にプロセスワークを紹介、導入する)
    臨床心理士
    ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者
    交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定
    相続アドバイザー協議会認定会員
    ニューヨーク州立大学卒業(人類学部)
    米国トランスパーソナル心理学研究所に、日本人として初めて留学する。
    MA(修士)

    
 岸原千雅子
    ミンデル夫妻認定プロセスワーク セカンド・トレーニング教師
    臨床心理士
    ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者
    交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定
    相続アドバイザー協議会認定会員
    英国IFA認定アロマセラピスト
    お茶の水女子大学卒業(文教育学部)
    修士
    日本ホリスティック医学協会副会長
    日本トランスパーソナル学会理事
 

【お申し込み・問い合わせ先】
インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー
IPP(Institute of Professional Psychotherapy)
事務局(Administration Office)
Mail:
ipp@dg8.so-net.ne.jp
Fax: 
03-5570-2860
 
 
 
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Posted at 11:22