■2014年3月23日開催
第1弾 臨床的プロセスワーク
「臨床家のケースに学ぶ:コフート&間主観的アプローチ」<東京>
主催:プロセスワーク研究会/富士見ユキオ・岸原千雅子
●このような方へお薦め!
心理職の専門家
心理カウンセラー
相談業務に携わっている方
対人援助職の力を将来にわたって身に着けたいと考えている方(一般の方も参加OK)
プロセスワークの日本の第一人者である富士見ユキオ先生の
専門家向けのセミナーのご紹介です。
参加を希望される方は、以下の内容をご確認の上、直接主催者へご連絡ください。
_____
講師:富士見ユキオ先生からのメッセージ _____
1)フロイトが自己愛を否定的に考えていたのに対して、
ハインツ・コフートは、自己愛の中には「健全なもの」と「病的なもの」があると捉えました。
そして、健全な自己愛(の発達/成長)を、「自尊心/自己肯定感」の基盤と考えました。
2)コフートの発達心理学は、
人間は発達早期に心理的な傷つきを経験せざるを得ない、という「欠損モデル/残念モデル」です。
「欠損モデル」とは、
両親の愛情や関心や世話が生きていく上で必要な乳幼児の時期に、乳幼児にとって心理/情緒的に不可欠な「幻想的な母子一体感」や「幼児的な全能感」(マーガレット・マーラーにかこつけて言えば「<健康な>精神病的共生球」、ユング派の「強い母性」)を十分に体験し、充足する前に破壊されて、自己愛/自尊心に欠損が、生じざるを得ない、という残念モデルです。
3)ここでいう「傷つき」は、
他者に暴力を振るわれたことなどによる「外傷」としてのものではなく、重要な他者/対象/母親(ロール)から必要十分な心理/情緒的ストロークを得られず、欲求が充足されないことによる「欠損/欠落」によるものです。
コフートは、そもそも完全な母親(ロール)などおらず、人は誰でも、多かれ少なかれ、人生早期に、「原初の傷つき」と呼べるものを経験せざるを得ない、と考えたのです。
4)それでも、多くの人は自分の自己愛欲求と折り合いをつけながら日々の生活を送っています。
しかし、自己愛の多大な傷つきによって、心の発達/成長が止まり、健全な自己愛が育成されず、苦しんでいる方もたくさんいます。
コフートは、そうした人(の自己愛の修復)には、共感、承認、理解を示すことが必要だと考えました。
山岡昌之ドクターは、
成長が停滞したままの未成熟な自我には、「情緒応答性(emotion availability)」が提供されなければならない、と述べます。
私たちは情動応答性で、未成熟な自我を包み込むこと(それは、クラインービオンの「コンテイニング」やウイニコットの「ホールディング」に通じます)が、停滞した未発達自我の成長を促進すると考えます。
5)コフート心理学の発展としての「間主観的アプローチ」は、
ダニエル・スターンの「情動調律(affect attunement、情動にチューニングすること)」を、とても大切にしていますが、それは、「情緒応答性」に通じます。
6)情動調律や情緒応答性は、傷ついた自我/自己/「私」の癒しに、大変有効です。
私たちは、ミンデル以上に、情動調律や情緒応答性の優れたセラピストを知りません。
このセミナーでは、コフートや間主観的アプローチ、そしてミンデルの事例を参考に、「共感、承認、理解」、「情動調律」、「情緒応答性」について学び、臨床力/現場力を身に着けることを試みます。
7)最後に、コフートとロジャースの「共感」には、どういった相違があるのか、
また、それらは、神秘主義や『モモ』の「共感」と何が異なるのか、
「共感」は、発達心理学的には、どう捉えられるのか、
そして、「情動調律」とは、「情緒応答性」とは何かなどを、具体的に見ていきます。
専門家の方のみならず、対人援助職の力を、将来にわたって身に着けたいと考えている一般の方、この分野にご関心のある初心者の方のご参加も、歓迎いたします。
【開催日時】2014年3月23日(日)10:00~17:00(開場 9:50)
【会 場】東京都内赤坂、富士見心理面接室:先着順です!
(会場が小さいため、定員いっぱいになる可能性があります。
ご関心がある方は、お早めにお申し込みください。)
【参加費】21,000円(消費税込)
【講 師】
富士見ユキオ
認定プロセスワーカー、
ホリスティック&トランスパーソナル心理セラピスト、
開業心理療法家、臨床心理士
岸原千雅子
アーニー・ミンデル&エイミー・ミンデル認定のセカンド・トレーニング教師
ホリスティック&トランスパーソナル心理セラピスト
臨床心理士、IFA認定アロマセラピスト
【申込・問合せ先】プロセスワーク研究会
FAX:03-5570-2860
E-mail:gdmwx113@ybb.ne.jp
URL:www.fujimi.in
第1弾 臨床的プロセスワーク
「臨床家のケースに学ぶ:コフート&間主観的アプローチ」<東京>
主催:プロセスワーク研究会/富士見ユキオ・岸原千雅子
●このような方へお薦め!
心理職の専門家
心理カウンセラー
相談業務に携わっている方
対人援助職の力を将来にわたって身に着けたいと考えている方(一般の方も参加OK)
プロセスワークの日本の第一人者である富士見ユキオ先生の
専門家向けのセミナーのご紹介です。
参加を希望される方は、以下の内容をご確認の上、直接主催者へご連絡ください。
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講師:富士見ユキオ先生からのメッセージ _____
1)フロイトが自己愛を否定的に考えていたのに対して、
ハインツ・コフートは、自己愛の中には「健全なもの」と「病的なもの」があると捉えました。
そして、健全な自己愛(の発達/成長)を、「自尊心/自己肯定感」の基盤と考えました。
2)コフートの発達心理学は、
人間は発達早期に心理的な傷つきを経験せざるを得ない、という「欠損モデル/残念モデル」です。
「欠損モデル」とは、
両親の愛情や関心や世話が生きていく上で必要な乳幼児の時期に、乳幼児にとって心理/情緒的に不可欠な「幻想的な母子一体感」や「幼児的な全能感」(マーガレット・マーラーにかこつけて言えば「<健康な>精神病的共生球」、ユング派の「強い母性」)を十分に体験し、充足する前に破壊されて、自己愛/自尊心に欠損が、生じざるを得ない、という残念モデルです。
3)ここでいう「傷つき」は、
他者に暴力を振るわれたことなどによる「外傷」としてのものではなく、重要な他者/対象/母親(ロール)から必要十分な心理/情緒的ストロークを得られず、欲求が充足されないことによる「欠損/欠落」によるものです。
コフートは、そもそも完全な母親(ロール)などおらず、人は誰でも、多かれ少なかれ、人生早期に、「原初の傷つき」と呼べるものを経験せざるを得ない、と考えたのです。
4)それでも、多くの人は自分の自己愛欲求と折り合いをつけながら日々の生活を送っています。
しかし、自己愛の多大な傷つきによって、心の発達/成長が止まり、健全な自己愛が育成されず、苦しんでいる方もたくさんいます。
コフートは、そうした人(の自己愛の修復)には、共感、承認、理解を示すことが必要だと考えました。
山岡昌之ドクターは、
成長が停滞したままの未成熟な自我には、「情緒応答性(emotion availability)」が提供されなければならない、と述べます。
私たちは情動応答性で、未成熟な自我を包み込むこと(それは、クラインービオンの「コンテイニング」やウイニコットの「ホールディング」に通じます)が、停滞した未発達自我の成長を促進すると考えます。
5)コフート心理学の発展としての「間主観的アプローチ」は、
ダニエル・スターンの「情動調律(affect attunement、情動にチューニングすること)」を、とても大切にしていますが、それは、「情緒応答性」に通じます。
6)情動調律や情緒応答性は、傷ついた自我/自己/「私」の癒しに、大変有効です。
私たちは、ミンデル以上に、情動調律や情緒応答性の優れたセラピストを知りません。
このセミナーでは、コフートや間主観的アプローチ、そしてミンデルの事例を参考に、「共感、承認、理解」、「情動調律」、「情緒応答性」について学び、臨床力/現場力を身に着けることを試みます。
7)最後に、コフートとロジャースの「共感」には、どういった相違があるのか、
また、それらは、神秘主義や『モモ』の「共感」と何が異なるのか、
「共感」は、発達心理学的には、どう捉えられるのか、
そして、「情動調律」とは、「情緒応答性」とは何かなどを、具体的に見ていきます。
専門家の方のみならず、対人援助職の力を、将来にわたって身に着けたいと考えている一般の方、この分野にご関心のある初心者の方のご参加も、歓迎いたします。
【開催日時】2014年3月23日(日)10:00~17:00(開場 9:50)
【会 場】東京都内赤坂、富士見心理面接室:先着順です!
(会場が小さいため、定員いっぱいになる可能性があります。
ご関心がある方は、お早めにお申し込みください。)
【参加費】21,000円(消費税込)
【講 師】
富士見ユキオ
認定プロセスワーカー、
ホリスティック&トランスパーソナル心理セラピスト、
開業心理療法家、臨床心理士
岸原千雅子
アーニー・ミンデル&エイミー・ミンデル認定のセカンド・トレーニング教師
ホリスティック&トランスパーソナル心理セラピスト
臨床心理士、IFA認定アロマセラピスト
【申込・問合せ先】プロセスワーク研究会
FAX:03-5570-2860
E-mail:gdmwx113@ybb.ne.jp
URL:www.fujimi.in
Posted at 11:24