日本臨床心理カウンセリング協会の公式ホームページです。

JACCへのお問い合わせ
<<  2024年04月  >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
イベントインフォメーション
企業の方へ
カウンセラーの方へ
オススメ書籍
協会刊行物
心理カウンセラーサポートサイト JACCブログ 
カウンセラー検索ナビ
ダイアログキャンプ
こころ相談室 KEICHO
携帯サイト
カウンセラーサポートサイト

JACCより心理カウンセラーへ有益な情報をお知らせしています。
掲載されている情報については、直接、主催者へお問い合わせください。

2019.11.22スタート「多次元的リベラルアーツと解放の心理療法 全10回」<東京>  [2019年11月06日]
2019年11月22日スタート!新連続講座 全10回
多次元的リベラルアーツと解放の心理療法<東京>
主催:インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー(IPP)
 
●このような方へお薦め
魂や心の解放に興味のある方
心の解放の方法を模索しているセラピストやカウンセラーの方
 
 
プロセスワークの日本の第一人者である富士見ユキオ先生と岸原千雅子先生が開催する専門家向けのセミナーのご紹介です。
心理臨床のスキルUpを考えている方にはお薦めのセミナーです。
 
参加を希望される方は、直接主催者へご連絡ください。
※申込先が変わりましたので、お参加を希望される方は必ず詳細をご確認ください。
 
_____
       主催者からのメッセージ   _____
 
1)最近「リベラルアーツ(liberal arts)」が話題になっています。
 
あなたは、リベラルアーツについて聞いたことがありますか?
リベラルアーツは、「一般教養」あるいは「教養」と訳されます。
 
しかし、その語源的意味は、
"liberal(自由)"になるための"arts(技芸)"です。
 
リベラルアーツは、古代ギリシャに端を発します。
それは、人間が精神の奴隷状態から自由になるための技芸でした。
 
あなたは、心や魂の自由、解放されたスピリチュアリティに関心がありますか?
 
2)リベラルアーツは、かつて、文法学、修辞学、論理学、算術、幾何、天文学、音楽の7科目を指しました。
 
そして、この7学の上に、哲学がありました。
 
プラトンやソクラテスは、『パイドン』(岩波文庫 )で、「哲学は死ぬことの練習」と述べています。
 
プラトン&ソクラテスにとって、死の練習は魂の解放を目指したものです。
しかし、今流行っているリベラルアーツには、この観点がありません。
 
3)元型的心理学のトマス・ムーアによると、「精神分析(psychoanalysis、サイコアナリシス)」の語源的意味は、「採集され、ピン止めにされいる蝶を解放して、自由に羽ばたけるようサポートすること」です。
 
"Psychonalysis"の"psycho(サイコ)"は、「蝶、魂、心」を意味します。
 
精神分析は、語源からすると、蝶に象徴される魂や心の解放、および自由を志向したものです。
 
4)私たちは、プラトンやソクラテス時代に立ち返って、リベラルアーツを「多 次元的」にとらえています。
 
リベラルアーツに、今流行りの教養だけでなく、死あるいは魂の次元を加えています。
 
5)井筒俊彦氏によると、イスラーム神秘主義のスーフィズムは、神と世界を次のように考えます(『イスラーム哲学の原像』より)。
 
「私(=神)は隠れた宝物であった。
突然、私の中に、そういう自分を知られたいという欲求が起こった。
知られんがために私は世界を創造した」
 
井筒氏は言います。
 
「つまり自分の姿をそこに映して眺めるために、神が鏡として世界を創ったということです」
 
さまざまな神秘主義が、世界を曇りのない目であるがまま目撃することを推奨します。
 
このためのトレーニングの代表的なものに、マインドフル瞑想があります。
 
6)M.クラインは、たとえ困難で苦しくても、真実をまっすぐに見つめることが、心の癒しを喚起する、と考えました。
 
そのために、私たちは「素面(しらふ)」でなければなりません。
 
酔いから覚める必要があります
 
7)この講座では、E.フロムの『自由からの逃走』を参照します。
 
あなたは「自由」からの <逃走>を想像できますか?
「奴隷状態」からの、ではなく、「自由」からの。
 
リベラルアーツや解放の心理療法を実践するには、逃走ではなく、世界や現実と素面で、まっすぐに向き合うことが不可欠です。
 
それが心の解放と自由につながります。
 
8)そのためには、何が必要でしょうか?
 
クラインは、私たちが基本欲求の「生理的快-不快」から解放されることを後押しました。
 
A.マズローは、「安全」や「安心」からの自由を応援しました。
 
安全や安心の逆は、危険や不安です。
 
「快-不快」および「安心-不安」の次元から、どうすれば、解放され、自由になれるのでしょうか?
 
9)ブッダは、「人生は苦(Life is suffering)」と述べました。
 
快楽や安心欲求に過剰に捕らえられ、その欲求の檻に拘束されないためにはどうすればいいのでしょう?
 
クラインの戦略は、目の前の不快、不安、苦しみを受け容れることのできるように心を開拓し耕すことです。
 
実存心理学のロロ・メイは、苦しみの過程で、意識の拡大と深化が起きる、と述べました。
 
また、A.アドラーは、苦しみは成長と救いに通じる、と言いました。
 
10)不快、不安、苦しみをなかったことにしたり、快楽や安全を過剰に求めるところからは、心の解放や自由や救いは生じません。
 
それは、今の心の状態、自分のあり様を不問にして、不快、不安、苦しみを、見捨て、排除、放置しようとするア プローチです。
 
11)ブッダ、クライン、メイ、アドラーは、不快、不安、苦を無くすのではなく、心や意識を拡大、深化させることで、結果としての解放と自由と救済を志向します。
 
不快、不安、苦を無くすために、快や変化のない安定や楽のみを追求すると、いつの間にか、それらに嗜癖し囚われ、隷属することになりかねません。
 
快、変化のない安定や楽の過度の追及の行きつく先は、空虚、孤立、絶望、無意味、人格崩壊だったりします。
 
不快、不安、苦悩からの逃走が、人を逆に拘束し、不自由にします。
 
12)さて、ここまでは、<心あるいは情緒次元>のリベラルアートと解放の心理療法に関するものです。
 
この講座では、加えて<魂次 元>にも目を向けます。
 
13)魂次元のリベラルアートには、古今東西のシャーマニズムが有益です。
 
あなたは、シャーマニズムについてご存知ですか?
 
たとえば、北米および南米のシャーマニズム。
 
たとえば、西洋のシャーマニズムともいえる錬金術やタロット。
 
たとえば、中国のシャーマニズムであるタオイズム。
 
今回、魂の解放とタオの自由で自発的な動きを尊び敬うために、深層心理学的アートセラピーの技法を複数活用し、体験を通して魂次元の解放と自由についても取り組みます。
 
それに当たって、プラトンやソクラテスの「死の練習」に関して考えます。
 
14)ここで不可欠なのは、魂次元におけるコンテイナーです。
 
心の次元におけ るコンテイニング(受け容れ)能力と、魂次元におけるコンテイナー作りについて、今回あなたと取り組みます。
 
15)自由は、選択肢の多様化、多次元化とともに増します。
 
あなたの心や魂の次元が豊かになると、あなたは「生理的な快-不快」に、また、「安心ー不安」に対して、盲目的に脊髄反射しなくなります。
 
「快-不快」や「安心-不安」と「あなた」との<間>に、『心』や『魂』を介在させ、主体的に選択し、意志を発揮できるようになります。
 
ここでいう意志は、サイコシンセシスの「トランスパーソナルな意志」です。
 
詳しくは、講座でご説明します。
 
16)快-不快や安心-不安に対して、あなたが脊髄反射すると、あなたは快や安心だけ を、過剰に求めるようになります。
 
それは、躁転(manic defence)であり、退行、酔っぱらった状態です。
 
これは、心や魂の自由からの逃走です。
 
17)この連続講座では、リベラルアーツを多次元的にとらえ、心と魂に関する解放の心理学を学びます。
 
たくさんのアートセラピー技法をご用意しています。
 
あなたのご参加を、心からお待ちしています。
 
 
※遠方で講座当日にご参加いただけない方も、USB(音声データ)と資料の形で学んでいただけます。
ぜひご活用ください。
   

【開催日時】2019年11月22日スタート
      毎月第4金曜日19:00~20:50 全10回開催 開場:18:55
  
【会  場】東京都港区赤坂(詳細はお申込みいただいた方にお知らせします)
      (小さな会場ですので、ご希望の方はお早めにお申し込みください。)
      ※先着順です。
 
【講  師】 
  富士見ユキオ
  開業カウンセラーとして、30年目。 
  夫婦カウンセラー、ファミリーセラピスト、
   臨床心理士 
  ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、 
  交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定、 
  相続アドバイザー協議会認定会員、 
  ニューヨーク州立大学卒業(人類学部)、 
  米国トランスパーソナル心理学研究所に、日本人として初めて留学する。 
  MA(修士)。 
  認定プロセスワーカー(日本にプロセスワークを紹介、導入する)。
 
 岸原千雅子
  ミンデル夫妻認定プロセスワーク セカンド・トレーニング教師、 
  臨床心理士、 
  ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、 
  交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定、 
  相続アドバイザー協議会認定会員、 
  英国IFA認定アロマセラピスト、 
  お茶の水女子大学卒業(文教育学部)。 
  修士、 
  日本ホリスティック医学協会理事、 
  日本トランスパーソナル学会理事。
 
 
【参 加 費】
  連続講座のご参加が
 初めての方、120,000円+消費税(10%)
 2回目の方 115,000円(5,000円の割引)+消費税
 3回目の方 110,000円(10,000円の割引)+消費税 
 4回目の方 105,000円(15,000円の割引)+消費税
 5回目以上の方、95,000円(25,000円の割引)+消費税
 
 
【お申し込み・問い合わせ先】
インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー(
IPP)事務局
Mail: info@ipp.tokyo(メールアドレスが変わりました)
Fax: 03-5570-2860
 
下記フォームからお申し込みいただけます。
 
**********************************************
《今後のセミナーご案内》
2019年
 10月27日(日)
 11月24日(日)
 12月28日(土)29日(日)年末集中セミナー
 
2020年
 1月26日(日)
 2月24日(月・祝)
 3月29日(日)
 
《開催中の連続講座・ご案内》
☆「愛とスピリチュアリティ」
1月25日(金)スタート・開催中
毎月第4金曜日19:00~20:50
全10回(2019年 10月まで)
 
※いずれも、USBと資料の形でご購入いただけます。
(詳細は、お問い合わせください)
 
 
.
 
 
タグ:専門家POP魂の解放
Posted at 11:00