2022年2月27日開催
「夢見手を目覚めさせ、夢見るためのドリーミング・ワーク
〜P.ブロンバーグとT.H.オグデンの最新の夢ワークとは?〜」<Zoom>
主催:インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー(IPP)
●このような方へお薦め
対人援助の専門家、専門家を目指す方
プロセスワークの日本の第一人者である富士見ユキオ先生と岸原千雅子先生が開催する専門家向けのセミナーのご紹介です。
心理臨床のスキルUpを考えている方にはお薦めのセミナーです。
参加を希望される方は、直接主催者へご連絡ください。※ご参加を希望される方は必ず詳細をご確認ください。
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主催者からのメッセージ _____
主催者からのメッセージ _____
1)あなたは、心理セラピーの最前線で、「夢」が最も熱いテーマになっていることをご存知ですか?
それは、心身症、切り離された精神病的側面、解離されたNot-me、失感情症(アレキサイミア)、依存症、倒錯、DV、トラウマとの取り組みに活用されています。
こうした症状の背景には、死んだような「無時間的世界」「真空状態」「平板な世界」があって、考えられることも、取り扱われることもなく、手つかずのまま放置されています。
そのため、心の中にマイナス・パターン(悪循環)を抱えたまま、機械のように何十年もの間、何度も同じ行動や空想(白日夢)を繰り返し、気づいたらいのちの時間を無駄にしていたりします。
2)心のその側面にはいのちが通わず、心の発展も、動きも、創造も、成熟もありません。
何十年たっても、昔と同じままです。
それは、クライエントだけでなく、セラピスト、カウンセラー、コーチ、コンサルタント、ボディワーカー、ケースワーカーの抱えている心の課題であることが、ままあります。
その課題が手つかずで放置されているために、クライエントを真に支援できない、クライエントがリピートしない、といった悩みを抱えている対人援助職は、少なくありません。
3)死んだような真空の世界は、硬い固形物のようです。
そこにアプローチしようとすると、あなたは跳ね返され、拒絶されるでしょう。
しかし、その部分と取り組まなけば、あなたは、心に、血の通わない側面を抱えたままです。
あなたの心は狭まり、限定化され、貧困化します。
自由に考え、創造/想像する余地が減っていきます。
4)「無時間的世界」や「真空状態」は、実は、多くの人が部分的に抱えている心の難題です。
誰もが、多かれ少なかれ苦悩している側面です。
にもかかわらず、どうしたらいいかわからない。
ふだんは、それに気づかない。
気づいたときは、その側面について鈍感になっている。
5)この難題を解決する糸口が、ドリーミング(dreaming、夢見ること)です。
固まった無時間的な真空の世界は、夢見ることのできない心の側面です。
そこを、どうすれば、夢見ることができるようになれるのか?
夢見ることで、いのちのない不毛になった心の真空世界に、アプローチする。
それによって、心に血や愛やコンパッションを通わせ、情緒、想像力、クリエイティビティを生き返えらせる。
心にみずみずしさが戻り、のびやかになる。
それが、このセミナーのテーマです。
肉体年齢は関係ありません。
若くても死んだ心を抱えて苦しんでいる人がいる一方で、高齢者で心にうるおい、はりのある人がたくさんいます。
6)この夢ワークは、従来のフロイトやユングのやり方とは、「質的」に異なります。
なぜなら、フロイトやユングの夢分析は、すでに見られた夢を分析するものだからです。
7)それに対して、今回取り組むドリーミング・ワークは、心の中の死んでいる部分が、夢見られるようにするものです。
夢見ることができず、生きられていない心の側面に向けたものです。
たとえば、現代アメリカで最良の精神分析家と言われるトーマス・H・オグデンによれば、身体症状は、「夢見られていない夢の身体化」です。
夢見られていない夢が、身体に症状化しているというのです。
どういうことでしょうか?
8)ここでいう夢見られていない夢とは「生物学的に見られた夢」のことです。
動物も、眠っているときに夢を見ると言われますが、それが「生物学的な夢」あるいは「動物的な夢」です。
あなたは、「生物学的夢」と「夢見(dreaming)」との違いについて、ご存知ですか?
セミナーで、ご一緒に取り組みませんか?
9)従来の夢ワークは、夢の「内容」を分析したり、解釈するものでした。
それに対して、新しいドリーミング・ワークは、「夢見ること」と、その「過程」に着目します。
その過程は、1人で行うことはできず、セラピストとクライエントからなる「関係」を通して可能になります。
ドリーミングは、「共創夢」を基本とします。
10)「死んだような無時間的世界真空状態」への夢のワークは大変困難です。
あなたは、夢を見ないクライエントの心に、出会ったことがありますか?
クライエントの夢の中で、「どうしてもワークが進まない側面」に触れたことがありますか?
そこは、心が半ば死んだ状態になっていることでしょう。
その部分への、新しいドリーミング・ワークを試みます。
11)夢見ない心の側面は、「生物学的な夢」の〈一側面〉として現れる場合がままあります。
あるいは、映像では見ないが、夜見る夢としか言いようのない「身体経験」として、浮上する場合もあります。
あなたは、そんな夢見られない心や身体の側面を、想像できますか?
夢見られていない心や夢について、知りたいと思いますか?
12)関係精神分析のフィリップ・ブロンバーグは、自己(私)には「さまざまな、多様な、複数の」状態があるといいます。
その中の1つが、「夢見手」が、眠ったままになっている、「自己状態」です。
13)夢見に必要なのは、眠っている自己状態に潜む夢見手を覚ますことです。
しかし、それは、夢から起こすことではありません。
夢を見ることができるように、眠った状態から目覚めさせることです。
どういう意味でしょうか?
あなたは、夢から起こすことと、夢を見られるように眠った状態から夢見手を目覚めさせることの違いがわかりますか?
14)夢を見られるように夢見手を覚ますには、セラピストとの協働作業が欠かせません。
それが、今回ご紹介するドリーミング・ワークです。
15)そのために、クライエントと一緒に、セラピストも一緒に夢を見ていく。
が、セラピストは、クライエントとは違う「姿勢」で夢見を行います。
どんな姿勢だと思いますか?
その姿勢を欠いては、「共創夢」は不可能です。
あなたは、ドリーミングに向けたセラピストの姿勢に関心がありますか?
16)このセミナーでは、「生物学的な夢」と「夢見られた夢(dreaming)」との違いについて学びます。
この点がわからなければ、凍りついて死んだようになっている心、また、そのため制約され限定的にしか生きれない人を、支援できないからです。
心身症、身体症状、切り離された精神病的側面、解離されたNot-Me、失感情症(アレキサイミア)、依存症、倒錯、DV、トラウマへの適切なアプローチが不可能なためです。
18)ちなみに、精神病水準がよくなるケースでは、夢見が生じ始めることがあります。
治癒過程と、夢見とは、一緒に進みます。
19)さて、夢見のワークで大事な点に、セラピストがクライエントの夢に「巻き込まれ」ながら、夢見を行うことがあります。
ふつうの対人援助では、クライエントに巻き込まれることはタブー(禁忌)です。
しかし、夢見では、巻き込まれなければなりません。
どういうことでしょうか?
20)このときセラピストは「目覚め」ているようにします。
がそれは、先に述べたように、夢から醒めることとは「異なり」ます。
醒めてしまうと、ドリーミング・ワークが台無しになります。
ここが、ドリーミング・ワークを行う上での急所です。
セミナーで、わかりやすく基本からご説明します。
20)夢見手を目覚めさせ、夢見(ドリーミング)が可能になると、あなたは、出来事に形を与えることができます。
それがたとえマイナスの出来事でも、あなたの貴重な人生経験の1つとして、心に収めることができるようになります。
夢見を土台に、素の自分を踏まえたあなたらしい自分を生み出せます。
あなたは、内なる夢見る能力によって、心の豊かさ、のびやかさ、成長、成熟を実感します。
心の泉から水が湧き、夢見ることの中に含まれる治癒力、想像力、構築力、創造力に触れることができます。
21)今回「夢見手を目覚めさせ、夢見るためのドリーミング・ワーク」にご関心のある対人援助の専門家、専門家を目指す方、初めて聞く内容だけれど、日々の暮らしに、また家族、ビジネスに
活かしたいと考えている一般の方、初心者の方、そして難しいテーマを生活の糧にしたいあなたのセミナーへのご参加をお待ちしています。
※当日セミナーにご参加できない方は、USBと資料の形で、セミナー内容をご購入いただけます。
※データのダウンロードにて、音声&資料をご購入いただくことも可能です。
※SNSなどを通じて、お知り合いの方に、このセミナーをご紹介いただけると幸いです。
【開催日時】2022年2月27日10:00~17:00 開場:9:50
【開催方法】zoomオンライン会議での開催になります
(参加お申し込みの方に詳細をお伝えします)
ご自宅のPCやタブレット、スマートフォンなどからの
オンラインでの受講が可能です。
※zoomオンラインでのご参加に向けて、
事前にpdfファイルにて資料をお送りしますので、
2月25日(金)までにお申し込みください)
【講 師】
富士見ユキオ
開業カウンセラーとして、33年目。
夫婦カウンセラー、ファミリーセラピスト
臨床心理士
ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者
交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定
相続アドバイザー協議会認定会員
ニュー ヨーク州立大学卒業(人類学部)
米国トランスパーソナル心理学研究所に、
日本人として初めて留学する。MA(修士)
認定プロセスワーカー
(日本にプロセスワークを紹介、導入する)
岸原千雅子
臨床心理士、
「アルケミア」こころとからだの相談室代表
ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者
交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定
相続アドバイザー協議会認定会員
英国IFA認定アロマセラピスト
お茶の水女子大学卒業(文教育学部)
認定プロセスワーク2ndトレーニング教師
日本ホリスティック医学協会理事
日本トランスパーソナル学会理事
※当日ご参加できない方にも、USB&資料の郵送にて、あるいはデータのダウンロードにて、セミナー内容を販売しています。
USB(音声データ)&資料購入の場合は、郵送費込で1,800円プラス、
ダウンロード(音声&資料データ)の場合は手数料(500円)のみのプラスで、
ご提供いたします。
【お申し込み・問い合わせ先】
インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー
インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー
IPP(Institute of Professional Psychotherapy)
IPP事務局(Administration Office)
Mail: info@ipp.tokyo(メールアドレスが変わっています)
Fax: 03-5570-2860
Mail: info@ipp.tokyo(メールアドレスが変わっています)
Fax: 03-5570-2860
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《今後のセミナーご案内》
2022年
3月27日(日)
4月24日(日)
5月29日(日)
6月26日(日)
7月31日(日)
《新連続講座のご案内》
☆「錬金術的家族療法〜見えない家族の「宝」を見える化する試み〜」
開催日:2022年1月7日(金)スタート
毎月第1金曜日19:00〜20:50、全10回
《開催中の連続講座・ご案内》
☆「クリニカル・ディヴィネーション 〜運と縁と偶然を生きる心理学〜」
開催日:10月22日(金)スタート!
毎月第4金曜日 19:00〜20:50、全10回
☆「濃密なウェルビーイングとライフスタイルのデザイン」
開催日:7月8日(木)スタート
毎月第2木曜日 19:00〜20:50、全10回
※セミナー、連続講座とも、USB音声データと資料で、およびデータのダウンロードにてご購入いただけます。(詳細は、お問い合わせください)
お問い合わせ・お申込み先 :
インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー
(IPP)事務局
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Posted at 14:06