2018年4月15日開催
第1弾セミナー「メンタライゼーションと心の癒し」
~心理療法の最先端、基本、そして古典から学ぶ~<東京>
主催:インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー(IPP)
●このような方へお薦め
プロ・カウンセラー、セラピスト、コーチ、ファシリテーターなどの対人援助職の方
対人援助職のプロを目指す方
プロセスワークの日本の第一人者である富士見ユキオ先生と岸原千雅子先生が開催する専門家向けのセミナーのご紹介です。
対人援助のスキルUpを考えている方にはお薦めのセミナーです。
参加を希望される方は、直接主催者へご連絡ください。
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主催者からのメッセージ _____
主催者からのメッセージ _____
1)4月のセミナーでは、「メンタライゼーション」をメインに、心の癒しについてとり組みます。
あなたは、「メンタライゼーション」という言葉、概念をご存知でしょうか。
メンタライゼーションは、最も新しい、しかし同時に古典でもある心理療法の基礎概念です。
精神分析、愛着理論、認知療法、対人関係療法、クライエント中心療法・・・など、あらゆる心理療法やコーチングに貫かれた、対人援助のエッセンスです。
メンタライゼーションは、実は、心理療法にとっては、普遍性を秘めた、重要な概念です。
しかし、さまざまな流派や理論において、これまでその重要性が、はっきりと意識化・認識化されることはありませんでした。
今回のセミナーで、じっくり学ぶことで、あなたのカウンセリング、心理療法、コーチングはより骨太で、より緻密に、また洗練されたものになることでしょう。
2)メンタライゼーションは、提唱者のP.フォナギーやJ.G.アレンによると、「心で心を想うこと」を指します。
「メンタライズ"mentalize"」の接尾辞の"~ize"は、「~化する」を意味します。
たとえば、"realize(リアライズ)"は、「real+ize」、つまり「リアル化する、現実化する」の意味です。
メンタライズの「メンタル(mental)」は、「心、精神」を意味しますが、そこに、接尾辞のizeがつくと、「メンタル化する」、すなわち「心(理)化、精神化する」という意味になります。
その名詞である「メンタライゼーション」の直訳は、「メンタル化、心理化、精神化」です。
3)では、何を心理化するのでしょうか?
どのようなものを、精神化する必要があるのでしょう?
答えは、セミナーでじっくりと解説します。
4)心理化されていない、精神になっていないものをメンタル化する(メンタライズする)ためには、心づくりが欠かせません。
逆に、心づくりがされていないと、メンタル化できないものが、「身体化」あるいは「行動化」という脇道から現れざるを得なくなります。
メンタライゼーションは、心づくりを目指し、心のテーマを心で扱うことを可能にしてくれます。
5)メンタライゼーションをベースに置いた療法や治療のことを、MBT(Mentalization-Based Treatment/Therapy)と言います。
それは、各種パーソナリティ障害、アダルトチルドレン、依存症・嗜癖、共依存症、解離、産後・育児うつ、DV、PTSDなどの癒しに有益です。
6)さて、心になっていないもの、精神化されていないプロセスの代表的なものに、ビオンが述べた、「考えられていない考え(考える人のいない考え)」「名づけようのない恐怖」があります。
構造人類学者、レヴィ・ストロースは、それを、「加工・料理されていない生のもの」と呼びました。
それらはいずれも、精神病水準のプロセスです。
精神病水準のプロセスは、心理・精神化(メンタライズ)されずに、「行動化(acting out)」、「エナクトメント(enactment、無意識の実演化)」「知性化」される傾向にあります。
行動化、エナクトメント、知性化は、心がないために、心というフィルターを通らず・通さず、脊髄反射によって、直接、表出されたものです。
7)それらを、行動化、エナクトメント、知性化といった形で漏らさず、どうメンタライズ(=心理化)するか、それが、メンタライゼーションをベースにおいた心理療法の主要テーマです。
これは同時に、心理療法全般が目指すものでもあります。
クライエント自身が、行動化ではなく、自らの心で、心を取り扱うことができるように、心づくりを応援する。
そのためには、関係療法的なかかわりが欠かせません。
心づくりには、他者による良質なメンタライズの提供、心で心を想う、心を使うかかわりが、不可欠だからです。
このあたりについて、事例を交えながら、セミナーでは特に詳しくお伝えします。
8)心で心を想うとは、どういうことでしょうか?
心は直接見ることも、手で触れることもできません。
そんな心で、どう心を想うことができるのか。
それは、何を意味するのでしょうか。
具体的に、どのように心で想い、心を使い、働かせるのか。
いくつかの具体的なケースから、その実際、心理療法のエッセンスである、心の癒しの技術について、わかりやすくお伝えしていく予定です。
9)メンタライゼーションは、各セラピー~精神分析、愛着理論、認知療法、対人関係療法、クライエント中心療法、プロセスワーク、サイコシンセシス、トランスパーソナル心理療法~で、さまざまに、実践されてきています。
この新しい、しかし古典的な心理療法の神髄を、今回、あなたとご一緒に学べる機会を楽しみにしています。
※このセミナーでは、プロ・カウンセラー、セラピスト、コーチ、ファシリテーターなどの対人援助職の方、また、そうした領域でのプロをめざす方のプロとしての力量の増進を意図しています。
※初心者の方、一般の方のご参加も、心から歓迎いたします。
※USB+資料の形で、遠方の方にも、セミナー内容を販売しています。
当日セミナーにご参加できない方も、USBと資料の形で、セミナー内容をご購入いただけます。
※お知り合いの方に、このセミナーをご紹介いただけると幸いです。
【開催日時】2018年4月15日 10:00~17:00(開場:9:50)
【会 場】東京都内(詳細はお申込みいただいた方にお知らせします)
【講 師】
富士見ユキオ
開業カウンセラーとして、28年目。 夫婦カウンセラー、ファミリーセラピスト、
臨床心理士
ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、
交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定、
相続アドバイザー協議会認定会員、
ニューヨーク州立大学卒業(人類学部)、
米国トランスパーソナル心理学研究所に、日本人として初めて留学する。
MA(修士)。
認定プロセスワーカー(日本にプロセスワークを紹介、導入する)
岸原千雅子
ミンデル夫妻認定プロセスワーク セカンド・トレーニング教師、
臨床心理士、
ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、
交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定、
相続アドバイザー協議会認定会員、
英国IFA認定アロマセラピスト、
お茶の水女子大学卒業(文教育学部)
修士、
日本ホリスティック医学協会副会長、
日本トランスパーソナル学会理事
*USB+資料の形で、遠方の方にも、セミナー内容を販売しています。
【お申し込み・問い合わせ先】
インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー
インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー
IPP
(Institute of Professional Psychotherapy)
IPP事務局(Administration Office)
Mail: ipp@dg8.so-net.ne.jp
Fax: 03-5570-2860
IPP事務局(Administration Office)
Mail: ipp@dg8.so-net.ne.jp
Fax: 03-5570-2860
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《今後のセミナーご案内》
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11月25日(日)
12月23日(日)24日(月・祝)年末集中セミナー
《開催中の連続講座・ご案内》
「井筒俊彦とビオンに学ぶ神秘主義的心理療法」
3月23日(金)スタート
毎月第4金曜日19:00~20:50、
全10回開催(2018年3月~12月)
「ケース(事例/症例)を通して、病態水準を内側から身に着けよう
~関係療法的かかわりをライブ・スーパービジョン&ロールプレイ形式で学ぶ~」
2018年1月11日(木)スタート・開催中
毎月第2木曜日19:00~20:50 全10回
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Posted at 13:31