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2015年7月26日開講「最良の臨床家のケースに学ぶ~コフートの自己心理学と間主観的アプローチから~」<東京>  [2015年07月01日]
2015年7月26日開催
「最良の臨床家のケースに学ぶ
 ~コフートの自己心理学と間主観的アプローチから~
 主催:プロセスワーク研究会

●このような方へお薦め!
コフートの自己心理学や間主観的アプローチ、関係療法に興味のある方
 
 
参加を希望される方は、以下の内容をご確認の上、直接主催者へご連絡ください。
お申込は先着順となります。

_____
        主催者プロセスワーク研究会からのメッセージ _____

※「初心者」、「一般の方」も、大歓迎させていただきます。

*会場が小さいため、今回は、参加人数に制限があります。ご関心がある方は、早めにご連絡ください。 先着順です。


今回は、Q&Aの形で、書かせていただきます。

(1)(Q)今月のマンスリー・セミナーは、「コフートの自己心理学」と「間主観的アプローチ」が、テーマですね。
その2つの特徴や、その2つについ て学ぶメリットを、聞かせていただけますか?

(A)ハイ。
その2つの心理療法は、現代日本人の、最大の心理的テーマに、最も適した心理療法の1つです。

(Q)最も適した?

(A)ハイ、今回学ぶ2つは、現代日本人が抱える「自己愛(ナルシシズム)」と、ガチンコで取り組める最良のものです。

(Q)現代の日本には、そんなに「自己愛」のテーマが多いのですか?

(A)そうです。6月のセミナーでは、ユングや河合隼雄を取り上げました。
ユング派は、「グレートマザー(大母、母なるもの)」をベースとした心理療法ですが、 グレートマザーの「病理」の典型的なものが、「自己愛」です。

日本人のコミュニケーション・スタイルは、「察する、慮(おもんばか)る、気づかう」などですが、それは、「母子間」のやりとりと「相似的」、と言われます。

母子間的コミュニケーションが、上手く行くと、自我や自己愛の基礎が育成されるのですが、そうでないと、「自己愛の傷つき」となります。

そうした傷つきが、現代日本人にはとても多い。

自己愛の傷つきは、ほうっておくと、心の「解離(かいり)」や「スプリッティング(分割排除)」や、「病的ナルシシズム」や「新型うつ」や「依存症」や「トラウマ」
・・・などの温床になります。

(Q)「新型うつ」や「アルコール依存症 」や「共依存」などとも関係があるのですか?

(A)ハイ、そう言われています。

「新型うつ」の場合は、医療機関での受診と、「自己愛の傷つきや、自己愛の発達課題」に向けた心理カウンセリングと、併用することをお勧めします。

(Q)自己愛に関して、「自己愛憤怒」という言葉を聞いたことがあるのですが?

(A)「自己愛が傷つく」と、自分の「プライド、誇り、自尊心、自負心、名誉」が傷つけられた、と感じる場合が、往々にしてあります。

多くの人は、「自我や自己愛」、≪イコール≫、「自分」と思っていますので、自己愛が傷つけられると「憤慨し怒り」ます。

その時、自分のプライド、誇り、自尊心、自負心、名誉を取り戻すためなら、「自分の命」も惜(お)しくない、と思わせるほどの怒りを、自己愛憤怒と言います。

(Q)なるほど。コワイですね。
普通の怒りと違うのですね。

(A)ハイ、見境のない怒りになりかねません。他人だけでなく、自分をも破壊しかねません。
それを防ぐためにも、「自己愛の傷つきの癒し」が必要です。

(Q)それは、「人と人との関係性の中」で生じる?

(A)ハイ、そうです。

「自己愛」や「プライド、誇り、自尊心、自負心、名誉」、「自己愛の傷つき」、「解離」、「スプリッティング」、「新型うつ」や「依存症」、「共依存」などの、ドまん中には、「関係性」があります。

(A)そうした問題は、「関係性」を取り扱わなければ、癒えない、と いうことですか?

(Q)ハイ、基本そうです。

現代の日本人が苦しんでいる心の苦悩の中核には、「関係性」があります。

その関係性をまっすぐに見据えて、取り組もうとするのが、「コフートの自己心理学」と「間主観的アプローチ」です。

(A)プロセスワークには、「関係性チャンネル」があるので、プロセスワークで、十分に対応可能なのでは?

(Q)イイエ。

現代日本人の心理テーマは、「自己愛の<深い>傷つき」と関連していますから、「関係性」を“チャンネルの「1つ」”とする見方では、足りま<せん>。

十分では<ない>のです。

「関係性」を、心理療法の(あえて)『中心』に据える、という視座が必須です。

他のチャン ネルを、「関係性」に<従属させる>、という形で進めなければ、「解離」、「スプリッティング」、「病的ナルシシズム」、「新型うつ」、「依存症」、「トラウマ」・・・などと、取り組むことはできません。

(Q)関係性は、「鍵」なのですね。

(A)ハイ。関係性は、重い心理的テーマに向けた心理療法の「前提」であり、扱う「素材、材料」であり、「手段」であり、「主体、主観」です。

(Q)エッ、「主体、主観」ですか?

(A)ハイ、人では<ない>のに、主体であり、主観です。
それを、「間主体」、「間主観」と言います。

『人間』という漢字は、「人と人の間」と書きます。その漢字からすると、私たちは、「間の人、間人」、つまり「間主体」 、「間主観」なのです。

(Q)ムズカシそうですね?
なにか、うまく言いくるめられた気がします(笑)。

(A)ハイ、言いくるめたところもあります(笑)。

なぜ難しそうかというと、私たちは、「関係性」について、トレーニングや教育を受ける<機会>がなかったからです。

「関係性」は、放っておいても、誰にでも取り扱える、というものではありません。関係性には、「トレーニングや教育」が必要です。

(Q)その機会が、今回のセミナーなのですね。

(A)おっしゃるとおりです。

トレーニングを積んで、「ちょっとしたコツ」をつかむと、あなたにも、よりよく取り扱えるようになりますよ。本来、人間、誰にでも備わっている能力ですか ら。

(Q)私にもよりよく扱えるようになるのですか?

(A)もちろんです!

(Q)「関係性」を中心に置いた心理療法は、確か、「関係療法」?

(A)ハイ、「関係療法」です。

「解離」、「スプリッティング」、「病的ナルシシズム」、「新型うつ」、「依存症」、日本における「DV」などは、「関係療法の観点」なしには、たちうちできません。

古典的ユング派は、自己愛(ナルシシズム)の源泉であるグレートマザーに(せっかく)着目したにもかかわらず、「関係性」への「専門的視座」がない(弱い)ために、「自己愛の病理や傷つき」を、基本、取り扱えません。
古典的精神分析、一般的プロセスワークも、同じです。

それらは、「関係療法」でな く、「<一者>心理学(one-person psychology)」です。

一者心理学に足りない点を補完し、心理療法を、1歩前進させたのが、関係療法です。

(Q)今回は、その中の、「自己心理学」と「間主観的心理学」を取り上げる?

(A)ハイ。「間主観的アプローチ」は、コフートの「自己心理学」から発展し、批判的に乗り越え、「関係性」を徹底化しています。

(Q)セミナーで使う「ケース(事例、症例)」を読ませていただいたのですが、「間主観」や「間主体」といった「関係性」は、魔法であり、神秘であり、奇跡ですね!

(A)同感です。

人と人の「つながり」、「縁」、「関係」は、私たちの意図を超えた「トランスパーソナルなもの(一者心理学を超えるもの)」です。

私たちがお伝えする関係 療法は、「正統派」の間主観、間主体という見方に、従来の「一者心理学の無意識」、さらには、ユングやミンデルの「共時性」を加味しますので、

心理療法の中身は、よりいっそう想定外で不可思議な、しかし、癒しをしっかりと後押しできる内容のものとなっています。

(Q)「一者心理学の無意識」も活かされるのですか?

(A)ええ、「関係療法」は、技術やテクニックと言うより、「関係」という『視座』に関するものです。

この新しい「視点」を学ぶと、今まで学んできたさまざまな一者心理学のスキルが、「関係性」という『見方』の<下>に、生き返ります。力を蘇(よみがえ)らせることができます。

(Q)従来学んだこと、いろいろなテクニック をムダにしない?

(A)ハイ。

(Q)エコロジカルですね!

(A)それを意図しています。

押し入れや倉庫にしまいこんでいた従来のテクニックを、「解離」、「病的ナルシシズム」、「新型うつ」、「依存症」、「トラウマ」などと取り組むために、再活用できるようになります。

(Q)セミナーに参加したくなりました。

(A)是非いらしてください。大歓迎です!

*このセミナーでは、最良のセラピーの1つである「コフートの自己心理学」と「間主観的アプローチ」の「ケース」から、『関係療法』の「エッセンス」を学びます。

専門家だけでなく、一般の方、初心者の方のご参加を、大歓迎いたします!

※このセミナーについて、お知り合いの方に、ホームページ、ブログ、フェイスブック、ツィッター、クチコミなどを通して、お伝えいただきましたら幸いです。
 

【開催日時】 2015年7月26日(日)10:00~17:00(会場9:50)
 
【会 場】東京都内
       ご関心がある方は、早めにご連絡ください。先着順です。
 
【参加費】20,000円+消費税(8%)

【講 師】
富士見ユキオ
    認定プロセスワーカー、
    トランスパーソナル&ホリスティック上級心理カウンセラー、
    臨床心理士
    ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、
    相続アドバイザー協議会認定会員、
    交渉アナリスト1級日本交渉協会認定

岸原千雅子
    ミンデル夫妻認定プ ロセスワー クのセカンド・トレーニング教師、
    トランスパーソナル&ホリスティック上級心理カウンセラー、
    臨床心理士、
    ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、
    相続アドバイザー協議会認定会員、
    交渉アナリスト1級日本交渉協会認定 、
    英国IFA認定アロマセラピスト



■お問い合わせ先
赤坂リレーショナルセラピー(ART)・インスティテュート(プロセスワーク研究会)
FAX:03-5570-2860
E-mail:gdmwx113@ybb.ne.jp
Posted at 13:03