日本臨床心理カウンセリング協会の公式ホームページです。

JACCへのお問い合わせ
<<  2024年11月  >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
イベントインフォメーション
企業の方へ
カウンセラーの方へ
オススメ書籍
協会刊行物
心理カウンセラーサポートサイト JACCブログ 
カウンセラー検索ナビ
ダイアログキャンプ
こころ相談室 KEICHO
携帯サイト
カウンセラーサポートサイト

JACCより心理カウンセラーへ有益な情報をお知らせしています。
掲載されている情報については、直接、主催者へお問い合わせください。

2014年8月14日開始「ソフト・スキル/メタ・スキル」に立脚した関係性のライブ・スーパービジョン 全10回」  [2014年07月03日]
■2014年8月14日より毎週木曜日開催(全10回)
「ソフト・スキル/メタ・スキル」に立脚した関係性のライブ・スーパービジョン」<東京>
主催:プロセスワーク研究会

●このような方へお薦め!
セラピスト、カウンセラー、コーチ、ファシリテーター、ボディワーカー、ケースワーカー、ナース、医師など、
対人援助職の専門家、および、そうした専門職を目指す方や学生


プロセスワークの日本の第一人者である富士見ユキオ先生の専門家向けのセミナーのご紹介です。

参加を希望される方は、以下の内容をご確認の上、直接主催者へご連絡ください。

_____
        講師:富士見ユキオ先生からのメッセージ _____
 
*今期は、「既存の優れた事例/症例」を基に、行います。

1)大好評をいただいている「関係性」をベースとしたライブスーパービジョン連続講座のお知らせをさせていただきます。

「関係性」は、「心」と「身体」を結びつける「鍵」です。

人間性心理学やトランスパーソナル心理学、身体心理学などで、「心」と「身体」の分断が良く指摘されます。

しかし 、私たちの長年にわたる臨床経験でわかってきたのは、「心」と「身体」の分断の『架け橋』となるのは、「関係性」です。

「関係性」は、通常の心理療法やプロセスワークでは機能しにくい、「スプりッティング(分割排除)」やトラウマによる「解離」との、取り組みの「キー概念」でもあります。

ですので、「心」と「身体」の癒し、「スプリティング」や「解離」の癒しに機能する心理療法を身に着けるには、「関係性」に着目する必要があります。
 

2)しかし、ここでいう「関係性」は、「ベタな」、「直接の/通常の人間関係」ではなく、「間主観的」次元や「夢」の次 元における、「ソフトな関係性」です。

心理療法で、それを扱うには、「投影」、「転移」、「逆転移」、「投影同一視(化)」、「エナクトメント」、「ゴーストロール」、「ドリームアップ」といったことの理解と、それらを活用できるようになるためのトレーニングが欠かせません。
 

3)さて、この連続講座で実践する「関係性ライブスーパービジョ」ンの見方は、セラピスト「個人」の視点や考え方をベースとする「一人心理学」からのパラダイム・シフトと言えます。
 

4)そこでは、クライアントからセラピストがどう見えるか、という他者の視点、関係性の視座をいつも/常に考慮に入れます。

クラ イアントがセラピストを見る見方を、「投影」や「転移」と言います。

プロセスワーク的に言うと、投影や転移とは、クライアントにとって、セラピストは、何の/どんな「ロール(役割)」に見えるか、
というロール分析に当たります。

例えば、セラピストがクライアントに「何かを言い過ぎた」、「自己開示し過ぎた」、「セラピストとしての中立性や客観性を欠いてしまった」、と自己反省していたとします。

しかし、その時クライアントの目には、そのセラピストは、例えば、今までずっと望んでいた自分を守ってくれる
「力強い兄(ロール)」に、つまり『肯定的』に映っているかもしれません。

それを精神分析では、投影や転移と呼び 、上の例ではクライアントはセラピストに対して「兄転移」を起こしていた、と理解します。
 

5)「一人心理学」的には、セラピストの言ったこと/表現したことは、「マイナス」で、自己反省に値するかもしれません。

しかし、「関係性をベースとした心理療法」的には、それは、プラスに働いていたのです。
 

6)「関係性に基づく心理療法」的には、セラピストの言ったこと/表現したことを、ナルシシスティック(自己愛障害的)に&「一人心理学」的に、自己反省する暇が合ったら、

セラピストの言ったこと/表現したことが、
セラピストとクライアントの「関係性(ソ フトな関係性)」の中で、どう働いているのか/どう機能しているのか、クライアントの立場から、また、関係性の視点から、先ずは考えましょう、と、なります。
 

7)プロセスワークでは、投影、転移、ロールなどによって、「関係性」は、「多重、多次元」なものになると考えます。

上の例で言うと、セラピストは、「セラピスト」というロールと同時に「兄」ロールを担い、一方、クライアントは、「クライアント」ロールと「弟」か「妹」ロールを引き受けている可能性があります。

「セラピスト」と「クライアント」は意識化されているロールですが、一方、「兄」や「弟」/「妹」は、無意識的ロールです。
 

8)以上のように、ロールと関係性は、意識されているものと、無意識的なものとからなり、「多重、多次元」的です。
 

9)その時、セラピーの場には、
(A)セラピスト、(B)兄、(C)クライアント、(D)弟か妹の4人がロール(役割)が存在することが想定されます。
 

10)その4人が、いろいろな形でからみ、関係を持つので、セラピストクライアント関係は、大変複雑になります。

そこには、(ア)セラピストークライアント関係、(イ)兄ー弟/妹関係、(ウ)セラピストー弟/妹関係、(エ)兄ークライアント関係、
さらには、(オ)セラピストー兄関係、(カ)クライアントー 弟/妹関係の、6つの関係が、関与してきます。

関係性のライブス-パービジョンでは、それら全てに、目配りします。

それが、プロ心理療法家の、「関係性」への眼差しです。

それによって、「心」と「身体」、「スプリッティング」、「解離」に、「架け橋」が、かけられると考えます。
 

11)、「関係性」は、「多重で、多次元的」でした。
そこには、関係性における、「ソフトな次元」が、関与していました。

そのため、「関係性をベースとした心理療法」には、プロセスワークの言う「メタスキル」や「ソフトスキル」が欠かせません。

この連続講座では、「メタスキル 」、「ソフトスキル」のトレーニングも、同時に行います。


12)それに当たって今回は、「既存の、さまざまな優れた流派の事例/症例」を参考に、行います。

素晴らしい事例の内側に入りながら、体験的に学び、腑に落ちる経験を積み重ねて行きたいと考えます。

*この講座は、セラピスト、カウンセラー、コーチ、ファシリテーター、ボディワーカー、ケースワーカー、ナース、医師など、対人援助職の専門家、および、そうした専門職を目指す方や学生にお勧めの連続講座です。

関係性に基づいたプロフェッショナルなセラピスト-クライアント関係に、関心のあるみなさまのご参加をお待ちしています。

このテーマの初心者の方も、大歓迎させていただきます。

*この講座は、「ホリスティック&トランスパーソナル心理セラピスト養成講座」の単位となります。

***********************************************
 
【開催日時】毎月第2木曜日 19:00~20:50 全10回 
      第1回は8月14日(木)
 
【会場】東京都内赤坂、富士見心理面接室
   (会場が小さいため、定員いっぱいになる可能性があります。
    ご関心がある方は、お早めにお申し込みください。)

【参加費】
 99,000円+消費税(初めての方)
    
 94,000円+消費税(二回目の方)

 89,000円+消費税(三回目以降の方)

 84,000円+消費税(五回目以降の方)

 80,000円+消費税(八回目以降の方)

※支払方法はお申込時にご確認ください。
※若干名の方を募集します。先着順です!


【講 師】
◎富士見ユキオ
 認定プロセスワーカー、
 ホリスティック&トランスパーソナル心理セラピスト、
 開業心理療法家、臨床心理士

◎岸原千雅子
 アーニー・ミンデル&エイミー・ミンデル認定のセカンド・トレーニング教師
 ホリスティック&トランスパーソナル心理セラピスト
 臨床心理士、IFA認定アロマセラピスト


【連絡先】プロセスワーク研究会
     email:qwl03722@nifty.com
     fax:03-5570-2860
Posted at 14:03