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心理職のための推薦図書一覧

先生、どうか皆の前でほめないで下さい: いい子症候群の若者たち
著者:金間 大介  東洋経済新報社 

●このような方へお薦め
新入社員研修、人事、若者支援などを担当されている方
 
2023年度夏季更新条件必須イベントでの臨床の専門家による講演では、今、各メディアで話題となっている書籍「先生、どうかみんなの前でほめないで下さい~いい子症候群の若者たち~」の著者である金沢大学 融合研究域融合化系 教授の金間大介先生を招聘し、現代の若者心理についてご講演頂きます。
 
金間大介先生は、イノベーションやマーケティングなどの経済学の研究者です。心理臨床の専門家ではないのですが、イノベーションのためのモチベーションということも研究されています。昨年3月に出版された「先生、どうかみんなの前でほめないで下さい~いい子症候群の若者たち~」は、令和の若者たちの心理を分析しています。昭和・平成を生きてきた人間にとっては学ぶべきことの多い内容です。
 
今回の更新条件必須イベントでは、講師の希望でレジュメの配布がありません。事前にこちらの書籍を読んでから、更新条件必須イベントに参加されると当日講演を聞くことで理解が深まり、また、更新条件必須イベント参加後に読むことで、理解が深まると思います。
 
ぜひ、この機会に読んでみてはいかがでしょうか。
※画像をクリックするとAmazonのサイトへ移動します。
 

やめたいのにやめられない 悪い習慣をやめる技術
著者:小早川明子(NPO法人ヒューマニティ理事長監修:平井慎二(下総精神医療センター
フォレスト出版

●このような方へお薦め
アルコール乱用や薬物乱用、摂食障害など自分でコントロールできない嗜癖行動に苦しんでいる方の支援を行っている方や行おうと考えている方
 
2017年2月に開催した更新条件必須イベントで、専門家の立場から、『条件反射制御法』について講演していただいた下総精神医療センターの平井慎二先生が監修を担当された書籍です。
 
著者は、NPO法人ヒューマニティの理事長で、下総精神医療センターと連携しストーカーの治療等を行い、ストーカー犯罪の防止に大きな成果をあげています。
この経験から、本著を出版されました。
 
やめたいのにやめられない悪い習慣や癖には、
過食・追っかけ・タバコ・ネット・SNS・スマホ・うっかりミス・甘いものなど、たくさんあります。
 
やめるためには意志は必要なく、やめるためのノウハウ=『条件反射制御法』という技術が必要です。
この書籍は、『条件反射制御法』を一般の方にわかりやすく解説しています。
 
ぜひ、この機会に読んでみてはいかがでしょうか。
 
 
 

役立つ!産業・組織心理学 仕事と生活につかえるエッセンス
著者:矢澤美香子(武蔵野大学人間科学部准教授)松野航大(武蔵野大学通信教育部人間科学部助教)
ナカニシヤ出版

産業・組織心理学の基礎は確実におさえつつ、ワーク・ライフ・インテグレーションなど現代的な話題も盛り込んだ実践的テキスト。
2020年2月に開催されたNPO法人日本臨床心理カウンセリング協会主催更新条件必須イベントで
心理の専門家セミナーでご講演いただいた松野航大先生の著作のご案内です。
セミナーでは家族療法の家族システム理論についてお話いただきましたが、認知行動療法の専門家でもある松野先生が組織心理学について書かれた書籍です。
心理カウンセラーやセラピストの方には、ぜひ、読んでほしい一冊です。
 
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    著者 松野航大先生からのメッセージ ___
 
こんにちは。2月の研修会でお世話になりました武蔵野大学の松野航大です。
研修ではみなさんの温かいやさしさと情熱を肌で感じ、私自身本当に充実した研修となりました。この場をお借りして、心より感謝申し上げます。
この度、「役立つ!産業・組織心理学」(ナカニシヤ出版)というテキストを刊行させていただくことになりました。ワークモチベーション、チームワーク、コミュニケーション、人材マネジメント、キャリア、産業カウンセリング、マーケティングなど、産業・組織心理学の基礎的な理論と実践について網羅的に紹介しています。
産業・組織の中で働いている方やこれから社会に出る学生、そして産業領域の専門的知識を身につけたい支援者といった産業・組織に関わるすべての方に役立つ内容を目指しました。一生懸命作りましたので、ぜひお手にとっていただければうれしく思います。
どうぞよろしくお願いいたします。またどこかでみなさんと一緒に勉強できること、楽しみにしております。
 
 

自傷行為治療ガイド 第2版
著者:バレント・W・ウォルシュ 訳:松本俊彦・渋谷繭子
金剛出版

「自傷者は、なぜ自分を傷つけてしまうのか?」
その傷を通してクライエントの心を理解し、治療する。
自傷治療に必要なすべてが記された包括的治療ガイド。
自傷の定義(自傷と自殺の関係など)から特殊なケースまで、理論から治療法までが学べます。
 
心理カウンセラーやセラピストの方には、ぜひ、読んでほしい一冊です。
 
 
 
 
 
 

子どもの心の問題支援ガイド
教育現場に活かす認知行動療法
著者:R・B・メヌッティ、R・W・クリストナー、A・フリーマン
金剛出版

子どもが学校で示す心の問題、不安、抑うつ、摂食障害、ADHD、攻撃、いじめについて、子どもの自尊感情を高め、やる気を引き出すテクニックや怒りをコントロールする方法などが事例と共に紹介され、効果的なコミニュケーションの仕方を学ぶことが出来ます。
子育て支援や子どもの学習支援等、子どもと関わっている方には、ぜひ、読んでほしい一冊です。
 
 
 

子どものための精神医学
著者:滝川一廣 医学書院

本書は、子どもの精神障害について書かれているベストセラー書籍です。
 
発達障害やADHD等の診断に関することだけではなく「発達の遅れとは一体何なのか?」そして、子育てや子どもの成長支援に関わる者たちが「この子のために何ができるのか?」を分かりやすく解説しています。
 
読みやすい書籍です。
子育て支援や子どもの学習支援等、子どもと関わっている方には、ぜひ、読んでほしい一冊です。
 
 
 

メンタルヘルス・マネジメント検定 Ⅱ種Ⅲ種テキスト&問題集
著者:一般社団法人EAPコンサルティング普及協会 株式会社翔泳社

2006年度からスタートした大阪商工会議所主催の「メンタルヘルス・マネジメント検定」の教科書です。
EAP(従業員支援プログラム)を学ぶたい方には最適な書籍です。
著者は、先日おこなわれたJACC主催2018年冬季更新イベントの専門家の講演でご講演いただいた一般社団法人EAPコンサルティング普及協会です。
大阪会場の講演を担当された渋谷英雄先生は、本著の執筆コーディネーターとして参画されています。
 
 
 
 
 
 
 
 

ゴードン博士の人間関係をよくする本―自分を活かす相手を活かす
著書:トマス ゴードン/翻訳: 近藤 千恵 大和書房


トマス・ゴードン博士が創案した「親業訓練法(PET)」は、親教育プログラムでもある、コミニュケーションスキルプログラムです。
本書は親業のメソッドを人間関係に活かす方法を解説しています。
親業のメソッドからみた聴き方、話し方の理論を知ることで、カウンセリングの受容・共感的理解・Iメッセージなどの技法をより深く理解することが出来ます。
より良い臨床を目指す方に読んでいただきたい一冊です。
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親業―子どもの考える力をのばす親子関係のつくり方
著書:トマス ゴードン/翻訳: 近藤 千恵 大和書房

 
誰でも親にはなれる。でも、「よい親」になるのは難しい。 「親業」とはつまり、子育てのことである。
それをあえて親業としたのは、従来の子育てのなかでは、「子供がいかに育つか」と、子供のほうにばかり重点がおかれていたのに対し、本書では、「子供が育つ上で親がいかに関わるか」という親の側に焦点をあてられて考えられたからです。
親業は心理学を基本にした理論です。

心理カウンセリングの相談内容の中で、一番多い相談が子育てや親子関係と言われています。
ゴードン博士は親子間の日々の対話である話の聴き方・伝え方を、親の方が適切な表現に変える必要があると言われています。
本書は子育てや親子関係の相談業務に携わっている方には有益な良書です。

シングルセッションセラピー
著書:モーシィ・タルモン/翻訳:青木安輝 金剛出版


初回のカウンセリングは良かったと思うんだけど、「次回につながらない」と悩んでいるカウンセラーの方は多いのではないでしょうか?
本書は、著者の「初回面接のみで姿を見せなくなるクライエントが、実はドロップアウトではなく1回の面接で改善しているのでは?」という視点で、
イギリスにあるタビストック研究所へ来院され、初回面接だけで終わってしまった患者さんの追跡調査を行い、数多くの1回のみの面接カウンセリングの事例を集め、シングル・セッションの可能性の根拠と実践のためのさまざまな工夫が書かれています。
1回だけで成功として終わる面接(カウンセリング)であれば、クライエントの負担を軽減するものでもあります。
クライエントの時間=命を大切に出来るカウンセリングの方法のひとつとして、参考にされてみてはいかがでしょうか?

カウンセリング・マインド再考
著者:氏原寛/出版社:金剛出版


本書は、著者の「スーパーヴィジョン」経験から紡ぎだされたカウンセリング論や、「カウンセリング・マインド」など、心理臨床のエッセンスが惜しみなく盛り込まれた論文集である。
著者は、世間一般にいわれてきたカウンセリング・マインドというものが、実は誤解にもとづいたものであり、そのことが現在の臨床心理行為の専門性の確立を阻む一端を担っていると指摘し、心理臨床の源ともいえるカウンセリング・マインドとは何であるかを今改めて問い直す。
また、著者の豊かな経験からもたらされた、スーパーバイザーとしての視点も、臨床に関わる人間にとって必読の価値があるといえよう。最終章では,新たな潮流であるナラティヴ・セラピーを読み解くなど、意欲的な一冊に仕上がっている。

子育てを応援したい人のための育児相談練習帳
著者:永瀬春美/出版社:創元社


本書は、練習帳というとおり読んで考えるワークショップのようになっています。
相談者の相談内容に対してどのように対応したらよいのか?
どのような言葉を書けたらよいのか?
読者が実際に考えられるようになっています。
また、子育てには避けられない事故や病気や子どもの癖に対する対処も基礎知識として記述されています。
著者の豊富な知識と経験が満載の内容です。
子育て支援にたずさわる方には、間違いなく心強い一冊になるでしょう。
子育ての経験はまだ無いのだけれど、子育て中の方の相談を受ける環境にある方は、読んでおかれることを強くお勧めいたします。
 
※現在書店での入手が困難なため購入希望の方は著者ホームページにお問い合わせください。
 
 

カウンセラーのための法律相談 心理援助をささえる実践的Q&A
出口治男[監修]/<心理臨床と法>研究会[編]


心の内面に向き合う心理職を生業としている専門家のなかには、法律や世間に疎いといわれる方もいます。
臨床の様々な場面では、ごく稀に予期せぬことに遭遇する場合があり、その問題を解決するために大変な労力と時間、お金が掛かってしまうことがあります。
本日ご紹介する書籍は、臨床の現場ごとに問題が起こった場合の法律的な見解とアドバイスが書かれています。
掲載されている臨床現場は、「カウンセリング機関」、「スクールカウンセリングの場面」、「児童福祉および医療現場」、「産業カウンセリング」、「その他さまざまな局面」と、ほとんどの場面で起こりうる問題に対して、弁護士等の法律の専門家からの見解とアドバイスがわかりやすく書かれています。

女性心理療法家のためのQ&A
[編]岡野憲一郎/[著]心理療法研究会/星和書店


心理カウンセラーとしてカウンセリングを行っていくと色々なことが起こります。
カウンセラー1人で運営しているカウンセリングルームや、診療内科や相談施設で心理カウンセラーとして働いている場合など治療構造から起きる問題が時として発生することもあります。
また、相談者から答えに窮する質問や要求、激しい感情を受ける時があるかもしれませんし、相談者への対応は本当にあれでよかったのか?と悩んだりしてしまう時もあります。
そのようなときに備え、事前に様々なことを想定し、自分はどのように考え、行動するのかをシュミレーションしておくと「いざ」という時に役立つと思います。

「認知行動療法トレーニングブック」(医学書院)
著者:Jess H.Wright,M.D.,Ph.D. Monica R.Basco, Ph.D. Michael E.Thase,M.D./翻訳:大野裕


本書籍は、米国精神医学会出版局による認知行動療法の教科書的な著作である。
「J.H.Wright,M.R Basco,M.E. Thase “Learning Coginitive-Behavior Therapy,an Illustranted Guide”の日本語訳です。
認知行動療法の有効性は、さまざまな実証的研究で明らかにされ、うつ病性障害をはじめパニック障害、脅迫性障害、社会不安障害などの不安障害、外傷性ストレス障害、パーソナリティ障害、さらには双極性障害や統合失調症などの精神病性の障害まで有効であるといわれています。
すでに欧米では、その臨床評価は定着したものとなっています。日本国内でも、認知行動療法の臨床効果が蓄積されており臨床対象に大きな広がりを見せています。ですが、いざ、認知行動療法を学ぼうとしてもなかなかその機会は恵まれていない現状があります。
本書籍は、認知行動療法を初めて学ぶ方にもその基本から学べますし、臨床現場で実践する専門家までに役立つ内容となっています。

死ぬ瞬間―死とその過程について (中公文庫)
著者:エリザベス キューブラー・ロス/翻訳:鈴木 晶


だれもが逃れることができない「死」。
死ぬ」ということはどういことなのか?
著者はスイスの心理学者で、アメリカへ渡り200人の末期ガン患者に直接面談し、彼らが死にいたるまで心の動きについて研究された方です。
その面談から人が死に至るまでの心の動きには、5段階の心の変化があることを発見されました。
本著は、1965年ごろのキリスト教が普及されているアメリカで発行されましたので、病院に牧師がいるアメリカの医療環境と、日本の医療環境とでは、時代や宗教感の違いはありますが、「自身の死に直面した人間が、死の直前までにどのように、想い、感じるのか?」その心の動きを理解することが出来ます。
人の人生に携わる職業についている方には、「死生観」を考えるためにも、一度は読んでおいて欲しい「バイブル」としての一冊です。

快~脳がつくり出した人生のストーリー~
著者:池田登


本著は、熊本県で30年間カウンセリングを行なってこられたセラピストの集大成とした発表された書籍です。
30年間のカウンセリングから、クライエントの様々な相談に対する著者独自の問題解決方法が書かれています。
人の脳が感じる『快・不快』によってつくり出される心の問題についての解説と対処方法が余すことなくつづられています。
「脳科学・脳発達に伴う理論」、「防衛反応」、「消えない感情」「記憶と感情と快・不快」、「一次的防衛と二次的防衛」等の内容のほか、多数の事例集も掲載されています。
日々臨床活動をされている方には、ぜひ、読んでいただきたい一冊です。

カウンセリングで何ができるか (単行本)
著者:信田 さよ子


本当に心理カウンセリングは、クライエントの役に立つのか?
心理カウンセリングとは、単なるお悩み相談ではない!もっと生々しく、現実的なものだ。
原宿カウンセリングセンター所長の著者が、長年のカウンセリング経験を通して、カウンセリングの仕事を解説しています。
カウンセラーとして貴方が行っている「カウンセリング」を振り返えるために参考となる1冊です。
この書籍も、じっくりと読み込んでみてください