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掲載されている情報については、直接、主催者へお問い合わせください。

2019.7.5開始「家族の発達臨床心理学 ~家族の危機を乗り越えて変容・再生する家族とは~全10回」<東京>  [2019年05月17日]
2019年7月5日スタート!新連続講座 全10回
家族の発達臨床心理学
 ~家族の危機を乗り越えて変容・再生する家族とは~<東京>
主催:インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー(IPP)
 
●このような方へお薦め
ファミリービジネス・コンサルタント、ケースワーカー、
教師、医師、ナース、相続アドバイザー、
税理士や弁護士、保険や金融の専門家で、
ファミリーに関わる対人援助を行っている方
 
 
プロセスワークの日本の第一人者である富士見ユキオ先生と岸原千雅子先生が開催する専門家向けのセミナーのご紹介です。
心理臨床のスキルUpを考えている方にはお薦めのセミナーです。
 
参加を希望される方は、直接主催者へご連絡ください。
※申込先が変わりましたので、お参加を希望される方は必ず詳細をご確認ください。
 
_____
       主催者からのメッセージ   _____
 
7月5日(金)スタート 毎月第1金曜日19:00~20:50 全10回開催
 
1)長期な視野を持って、良質な家族をじっくり、ゆっくりと育む。
 
ファミリーに潜在する豊かさや肯定的な側面を見出し、好循環を生み出す家族システムへと変容していく、そのプロセスをサポートする。
世代を超えて持続可能なファミリーとなるよう、家族の関係を支援する。
 
こうした想いを抱きながら、ファミリーセラピストは、日々の家族臨床を行っています。
 
この連続講座では、家族を、発達や成長の観点からとらえ、専門家、および専門家を目指す人が、どのようにファミリー支援を行うかについて、学んでいきます。
 
加えて、ご自身のファミリ ーの成長発展に、役立てていただける内容をご用意しています。
 
「あの時こんな講座があればよかったのに」「今回、学んでよかった」と実利を感じていただける中身です。
 
2)家族は個人と同様、変化を止めることはありません。
変化の代表的なものは、発達です。
 
発達は、一見ポジティブに聞こえますが、その過程は危機に満ちています。
たとえば、誕生、入学、巣立ち、結婚、出産、そして中年期、老年期、死。
 
3)こうした各時期を総称して、「ライフサイクル」または「ライフコース」と言います。
 
ライフサイクルやライフコースには、いくつかの節目、変わり目、変化のときが必ず存在します。
家族は、節目節目で危機と遭遇します 。
 
そして家族はその都度、乗り越えなければならない課題に直面します。
なぜなら、発達の節目節目とは、家族にとって危険(ピンチ)と好機(チャンス)の両方を経験するのが自然だからです。
 
つまり家族は、発達するたびに「危機」と遭遇することになります。
 
発達心理学では、節目や変わり目ごとに、チャンスとピンチの両方が存在する、すなわち「危機」に直面する、というプロセスを、ごく自然なことと理解します。
 
それを知らないでいると、大事な発達や変化を、危険でマイナスなこと、避けるべきこと、病的なことと誤解しかねません。
 
そのことによって、本来は健全な成長過程や、必要な変容のプロセスであるにもかかわらず、問 題や取り除くべきもの、病いや忌み嫌うべきもの、と勘違いし、苦悩を長引かせてしまう家族が少なくありません。
 
4)この連続講座では、家族が成長に伴って直面する大切な発達課題、および、そこで生じる危険と好機を理解し、その解決法について学びます。
 
危機について知らないでいると、進展のプロセスを止めてしまいかねません。
 
また、必要な発達過程や課題を学ばないと、成長や変容の潜在可能性までもが、排除されかねません。
 
誤解に基づく家族への取り組みは、問題の核心から目をそらさせ、家族全体を停滞させます。
 
家族の精神を腐らせ、バラバラにしかねません。
 
5)家族が停滞し、精神や気が病むと、抑うつ的になったり、ある いは、その抑うつを否定するために、気分が興奮・高揚する躁状態を人工的に作り出そうとしたりするかもしれません。
 
パートナーの不倫や子どもの引きこもり、キッチン・ドリンク、ワーカホリック、ドメスティック・バイオレンスなどの背景に、やり残され、放ったらかしにされたままの家族の発達課題の集積が関係していたりします。
 
6)たとえば、思春期の子どもは、精神的、社会的に巣立ちの準備を始めます。
 
しかし成熟していない家族は、このプロセスを家族や親への反抗や裏切りと誤認したりします。
 
子どもにとっての成長の好機が、家族には危険と映るのです。
 
危険をいかに好機と読み替え(リフレーム)するか、が大事であるにもかかわ らず。
 
7)子どもの成長の好機を危険と見誤う家族に、夫婦関係の停滞が、潜んでいることも少なくありません。
 
子どもの思春期は、親世代の更年期や思秋期(人生の秋の時期)と同時にやってきたりします。
 
このとき、親は、子どもの成長や巣立ちのテーマに加えて、自分たちの中年の危機の課題と直面せざるを得ない場合が、ままあります。
 
住宅ローンや教育費、不倫や離婚など夫婦の問題、さらには自分たちの病気、両親の介護といった課題が、同時に、また並行して浮上したりします。
 
8)こういった危機は、深層心理学的には普遍的、典型的なもので、必ずしもマイナスではありません。
 
子どもにとってだけではなく、両親にとっても、また、 家族全体にとっても成長発達の端緒となります。
 
しかし、渦中にいる家族や個人にとっては、未来が見えず、痛みや苦悩ばかりが蔓延する負の体験にしか感じられないことでしょう。
 
この過程をキリスト教では、「魂の暗夜(dark night of the soul)」と呼びます。
 
9)ファミリーセラピーを通じて繰り返し目にするのは、新しい価値観や創造性を受け入れた家族が、成長、変容、発展し、骨太で持続可能な家族になる、ということです。
 
古い価値観にとらわれていると、表面的に取り繕うことはできても、深部で停滞や腐敗、崩壊が進みます。
 
10)ところで、家族は、個人にとっては手枷足枷でしかないのでしょうか?
いいえ、そうではありません。
 
思想家の内田環氏は、若いころ、彼が現在専門にしているエマニュエル・レビナスの難解な哲学が全くわからかったといいます。
 
あるとき、同僚に遅れをとるのを恐れ、覚悟しながら、数年間子育てに没頭したそうです。
 
そしてある日 、レビナスを紐解くと、不思議にわかり始めたというのです。
 
育児に奮闘する中で、自分の精神が陶冶され、大人になった、成長できたからではないか。
これは、哲学書を読んでいただけでは、達成できなかった。
レビナスが理解できるようにはならなかっただろう、といったことを、内田氏は述べています。
 
人生の中で無駄なことはない、すべて思索の糧になる、と考えるようになり、家事により一層専念するようになった、ということです。
 
これは、カウンセラー、セラピスト、コーチ、コンサルタントにもあてはまります。
 
家族との取り組み、家族へのコミットは、対人援助の力を促します。
 
また一人一人の心の成長発達、成熟を後押しします。
 
11)家族に危機が現れるのは、ライフサイクルにおける節目の時です。
 
節目の時とは、前にも述べた通り、誕生、入学、巣立ち、結婚、出産、中年期、老年期、死などを指します。
 
各節目には、普遍的、典型的なプロセスが潜在します。
 
このプロセスを学ぶことで、家族は、危機をうまく乗り越え、経過できるでしょう。
 
ですので、家族の発達臨床心理学を学ぶことは、家族の持続可能性に向けた、「予防家族学」になります。
 
同時に、家族力を増強し、家族の健康を増進する「家族筋トレ」にもなります。
 
12)今回の家族の連続講座のテーマは、「家族の発達臨床心理学」です。
 
これを、深層心理学の視座を加味して進めます。
 
基本 からわかりやすくお伝えします。
 
家族療法や夫婦療法の初心者の方、発達・成長心理学になじみのない方にも十分理解が進み、有益な内容となることを意図しています。
 
もちろん、セラピスト、コーチ、コンサルタントおよび専門家を目指す人に、ご活用いただける実利的中身をご用意しています。
 
ファミリービジネス・コンサルタント、ケースワーカー、教師、医師、ナース、相続アドバイザー、税理士や弁護士、保険や金融の専門家で、
ファミリーに関わる対人援助を行っている方に、心からお勧めしたい講座です。
 
 
※遠方で講座当日にご参加いただけない方も、USB(音声データ)と資料の形で学んでいただけます。
ぜひご活用ください。
   

【開催日時】2019年7月5日スタート
      毎月第1金曜日19:00~20:50 全10回開催(1月~10月)開場:18:55
  
【会  場】東京都港区赤坂(詳細はお申込みいただいた方にお知らせします)
      (小さな会場ですので、ご希望の方はお早めにお申し込みください。)
      ※先着順です。
 
【講  師】 
  富士見ユキオ
  開業カウンセラーとして、30年目。 
  夫婦カウンセラー、ファミリーセラピスト、
   臨床心理士 
  ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、 
  交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定、 
  相続アドバイザー協議会認定会員、 
  ニューヨーク州立大学卒業(人類学部)、 
  米国トランスパーソナル心理学研究所に、日本人として初めて留学する。 
  MA(修士)。 
  認定プロセスワーカー(日本にプロセスワークを紹介、導入する)。
 
 岸原千雅子
  ミンデル夫妻認定プロセスワーク セカンド・トレーニング教師、 
  臨床心理士、 
  ファミリービジネス・アドバイザー資格認定保持者、 
  交渉アナリスト1級 日本交渉協会認定、 
  相続アドバイザー協議会認定会員、 
  英国IFA認定アロマセラピスト、 
  お茶の水女子大学卒業(文教育学部)。 
  修士、 
  日本ホリスティック医学協会理事、 
  日本トランスパーソナル学会理事。
 
 
【参 加 費】
  連続講座のご参加が
 初めての方、120,000円+消費税(8%)
 2回目の方 115,000円(5,000円の割引)+消費税
 3回目の方 110,000円(10,000円の割引)+消費税 
 4回目の方 105,000円(15,000円の割引)+消費税
 5回目以上の方、95,000円(25,000円の割引)+消費税
 
 
【お申し込み・問い合わせ先】
インスティテュート・オブ・プロフェッショナル・サイコセラピー(
IPP)事務局
Mail: info@ipp.tokyo(メールアドレスが変わりました)
Fax: 03-5570-2860
 
下記フォームからお申し込みいただけます。
 
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《今後のセミナーご案内》
2019年
 6月30日(日)
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 9月29日(日)
 10月27日(日)
 11月24日(日)
 12月28日(土)29日(日)年末集中セミナー
 
《開催中の連続講座・ご案内》
☆「愛とスピリチュアリティ」
1月25日(金)スタート・開催中
毎月第4金曜日19:00~20:50
全10回(2019年 10月まで)
 
☆「ケース(事例/症例)を通して、多職種連携を内側から身に着けよう 
~グループによるアクティブ・ライブ・スーパービジョン形式で学ぶ~」 
2018年11月8日(木)スタート
毎月第2木曜日19:00~20:50
全10回(2019年9月まで)
 
※いずれも、USBと資料の形でご購入いただけます。
(詳細は、お問い合わせください)
 
 
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Posted at 14:16